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エイの前に2時間居座った話(板橋区熱帯環境植物館)

エイヲタクのあやちゃんです。
タイトルにもありますように、今回はエイの裏側を撮るために、2時間同じ水槽の前に居座り続けた話をしたいと思います。

訪問のきっかけ

板橋区熱帯環境植物館を訪れた目的はもちろん、世界最大級の淡水エイ、チャオちゃんことヒマンチュラ・チャオプラヤの裏側を撮影すること。

チャオちゃんを知ったきっかけは、フェリシモがチャオちゃんをモデルにしたブランケットを発売したこと。

ほぼ原寸大チャオちゃんブランケット
(販売終了)

まあ、もちろん買うよね。
なかなかのクオリティで再現度は◎です。
ブランケットを部屋に飾り、大満足の私。
すると次は何を思うか?
本物のチャオちゃんに会いたい。
そう思っていると、なんということでしょう。たまたま、東京近辺に行く用事ができたのです。
これは行くしかない!
というわけで、行ってきました。

植物館プレビュー

この日は小中学生無料の日だった。
さすが区立施設。
謎のカエル
熱帯らしいお花(ハイビスカス)
あ、どうも
カラフルなクラゲ

チャオちゃんとご対面

植物館を回っていると、ちょうど中間地点くらいの場所に、いましたいました!

チャオちゃんのいる水槽
可愛いイラスト付き解説もあるよ

チャオちゃ〜ん!
想像より大きい!
同じ水槽に、それなりの大きさの魚も一緒に泳いでいるのですが、それが霞む大きさです!この写真では伝わりませんが💧

さあ、チャオちゃん!お顔を見せて!

伏せのチャオ
チラリ

おっと、これは…(笑)
なかなか手強い相手です。
同じ場所を前後に、まるでソーラン節のあの動き(伝われ)のように動くばかりで、裏側を見せてくれる気配が一向にありません。

まだ全部回り終わっていないのに、この水槽の前で居座るのは…というわけで、一旦撤退。全て見終わってから戻ってくることにしました。

閑話休題

植物館内のレストランで腹ごしらえ。
メニューはカレーが中心。
何カレーかは忘れましたが美味しかったです。
パタフライピーが美しい。
奥にいるのは同行者(父)
ここで購入したエイグッズ。
アクキーは植物館の方が作られたそうで、
「自分たちが作ったものが売れると嬉しい」
と大層喜んでいらっしゃいました。
ポストカードは裏側が撮れなかった時のための保険です。この時から嫌な予感はしてたんだ。

いざ、再会

さて、植物館を全て見終わり、チャオちゃんの前へと戻ってきました。
まあ、流石にあと30分くらいあれば撮れるだろう…なんて、軽い気持ちでいました。
この時は。

ちょっとめくれてる
ここが定位置
頑張れば見えそう…?

相変わらず、同じ場所を行ったり来たりするばかりで、一向にお顔を見せてくれる気配がありません。

頑張って顔を撮ろうとする私(父撮影)

同じような写真ばかりが撮れ、気づけば水槽の前に居座って2時間が経過…

でも、諦めない

なぜ諦めずに居座り続けるのか?
それは、次いつ来れるか分からないからです。
関西在住の私、東京都ましてや板橋区など、そう簡単に行ける場所ではないのです。
今回撮り逃したら最後、次チャオちゃんの裏側を撮りに行けるのはいつになるのか?
そんな想いで、2時間粘り続けました。

迫るタイムリミット

しかし、植物館への訪問が本題ではないのです。この後、横浜へと移動しなければならないので、タイムリミットがありました。
あと、30分。
これで撮れなかったら潔く諦めよう…。保険でポストカードを買ったから裏側は拝めるし…。あぁ、自分で撮りたかったなぁ…次はいつ来れるだろう…。
なんて、諦めモードになっていた時でした。

ついに、その時が

2時間見続けたチャオちゃんの前後運動を見守っていると、チャオちゃんの泳ぎのルートが変わったのです。
後ろのベンチでずっと待っていた父親が声を上げました。
「…来た!」

奥の方から…
お待たせ〜

き、来た〜!!!
チャオちゃんが!ついに!お顔を見せてくれました!
私の前で、水槽をぐるりと一周してくれたのです!
ありがとうチャオちゃん!
可愛いよチャオちゃん!
しかも、今まで水槽前には代わる代わるお客さんが来ていたのですが、チャオちゃんが裏側を見せてくれた時に水槽前にいたのは私と同行者のみ。
わ、私のために…(違)
その後は、再び元の場所に戻り、いつもの前後運動を繰り返すばかり。
奇跡の一瞬でした。

無事、チャオちゃんの裏側を撮ることができた私は、晴々とした気持ちで植物館を後にしたのでした。
ちなみに、1日に何回かチャオちゃんのおやつタイムがあるので、裏側を撮ろうと思ったらそこを狙うのが賢明だと思います。
おやつタイム見てみたいな…もう1回行こうかしら(結局行くんかい)

おわりに

というわけで、チャオちゃんの裏側を撮るために2時間同じ水槽の前に居座った話でした。
水槽の前には長ベンチがあるので、比較的待機しやすいです。これなかったらだいぶキツかったと思う。

撮影までに2時間、という記録は未だ破られておりません。
今後、険しい戦いになりそうなのは、エイが1匹しかいない(2018年時点)鳥羽水族館、atoaを始めとした各所にいるポルカドットスティングエイの裏側の撮影ですかね。
ポルカ(以下略)は、大体浅い水槽にいる上に、底にへばりついてほぼ動かないので、果たしてあの子は裏側を見せてくれるんだろうか…?という気持ちです。でも頑張る。

私はこれからも、日本国内の水族館全制覇かつ全ての水族館にいるエイの裏側を撮ることを目指していきます。

最後に、文句ひとつ言わずに私と一緒にエイの水槽の前で2時間待ってくれた同行者の父親に最大級の賛辞を送ります。本当にありがとうございました。父親が今回のMVPだよ…。

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