【dialogueの会さん主催】パネリストとして意見交換させていただきました。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします^^
少し前になりますが、板橋区内の有志勉強会「dialogueの会」にパネリストとしてお招き頂きましたのでそこでのことを書きたいと思います。
一緒にお話させていただいたのは区議会議員の南雲さんと、板橋区社協の阿部さん。(写真もいただきありがとうございました!)
集合写真にもおられますが、超ベテランの里親会の方や社会的養護に関わっておられる方の前で(!)、パネリストという立場で意見交換させていただく機会をいただきましたので、若輩者ですがしっかりとブレずに伝えることを意識して参加してきました。
内容としては、シンプルに一般社団法人RACがやっていることと、私が考えている関わり方の考え方の軸を中心に。(なかなか細かい部分を伝える機会が少ないのと、特に施設に関わる方向けには話す機会がないのでありがたい時間でした。注:どうしてもイベントや勉強会も「里親」や「施設」で参加者が分かれる傾向にあります。そこでの分断もまだまだ課題。)
またこのときは、NPOとしてどういう方向性に進んでいくか、という問いも投げられていたので、若干経営視点でも意見をだして。(ファシリテーターはおられたのですが司会と同時進行だったので、ホワイトボードで板書の役を(勝手にですが)やらせていただきました。)
感想。
言うのは簡単。でも実践がどれだけ難しいことか。
そしてその場に来ていた、参加者(として聴講席に座っている、現場を知っている方)の言葉が、どれだけしみることか。
そこで出た意見は、(若干差し支えないように書くとして)以下のような内容だった。
施設で長年職員をやっている。卒業後や退所後の若者が、数年後に孤独死して見つかって、家族がいないために連絡が施設に来る。年に数件、毎年ある。
どうやってお葬式をするか、手続きのお金も人件費もすべてボランティアでやっている。せっかく社会的養護に入ったのに、本当に支援ができていたのか・・。悩み苦しむ。
社会的養護に入れる子は、エリートだと言われる。(条件が揃わないと、保護されない、という意味。)
どれだけ短期里親や、子ども預かりの仕組みがあっても、それが本当に必要などころに届かない現実。
孤独死の話は高齢者分野でもよく話題になり、生活保護をうけながら診察していた患者さんとも話をしたことがありました。でも、それが若者となると、もっと他に思うことがあります。
いつも自分たちの力の無さを感じる瞬間が来る。
でも、ソーシャルワーカーではなく直接関わることのできにくい自分の立場だからこそ、できることがあると信じて。
一歩ずつ、諦めずに進めていきます。めげそうなときでも、色んな人の力を借りながら。
2020年もどうぞ一般社団法人RACをよろしくお願いいたします。
写真は2020年1月1日、家の上空で飛行機5台が書いてくれた2020 HAPPY NEW YEARという文字です^^
一瞬の出来事ですぐに文字は消えてしまったので、見えてラッキーでした♫