練習しても上達しない?ロボット思考の練習は避けよう
しっかり練習しているのに成長している感じがしないなんてことはありませんか?
基礎練習ってツマラナイ
ぶっちゃけ何のためにやってるの?
これってなんか意味あるの? などなど…
今回は時短で成長度が加速するコツをご紹介しようと思います◎
■”長時間練習すれば上手くなる”は幻想
これは完全なる私の主観ですが
極論を言うと、長時間練習をする必要はないと思っています。
\ ただしこれには、とても重要な条件があります /
重要なのは”目的”と”検証”
残念ながら管楽器の技術というのは
回数をこなすだけでできるようになるような類のものではありません。
何ができるようになるためにやっているのか
どんなことに注目して取り組むべきなのか
この2点さえしっかり押さえておけば
たくさん時間が取れなくれも十分に成果は出ます(当社比)
■練習時間×練習効果=楽器の上達
練習による成長(練習成果)は足し算というより掛け算の積み重ねな気がしています。
例えば3時間練習をした、として
・ただこなす人
・イヤイヤやる人
・頭も使ってやる人
この3人がいた場合に、こんな差が起きているように感じます。
⇑こんな感じで
この式から出た答えの数字が日々積み重なっていくイメージです。
せっかく練習してるのに0をかけてしまうと0になってしまう。
(「めんどくさい~」とか「嫌い~」とかの負のイメージが生まれる。)
これが私が足し算というより掛け算なんじゃないかと思うワケです。
何のためにこの練習をしてるの?
星の数ほどある練習の中で
よく使うこの基礎練習をやる理由って考えたことありますか?
先輩や先生に言われたから?
昔からやってる練習のメニューだから?
では、
なんで練習のメニューに取り入れられたんでしょうか?
効果を引き出すためのポイント
代々この練習やってるから、先生がやれって言ったから、と
ロボットのように文字通りに言われたことだけをこなしていませんか?
そんなソシャゲなどで俗に言う脳死周回的な思考になっているのは
とてもモッタイナイですよ!!
練習というのは身体(筋肉的な)を使って行うことではありますが
頭もたくさん使って試行錯誤することで成果を爆増させることも可能です◎
トライ(アル)&エラーを繰り返す
大人の世界では PDCA を回す、なんて言葉がありますが
実際にやってみてどうなってそこからどうするか
ここまでが確実にできるようになるための練習の1セットです。
練習で当てはめるなら
PLAN(計画)←この練習法を取り入れてみようかな?
DO(実行)←実際に練習をしてみる
CHECK(評価)←おさえるべきポイントはできていたか確認(録音を聴くとか)
ACTION(改善)←例えば「テンポが一定ではなかった」ならメトロノームを細かくかけてもう1度やってみよう など
っとこんなかんじになるかと思います。
■風邪薬の選び方と似ている
ここまでで
できるようになりたいことのための練習を的確に考える必要がありそうな感じはしてきたかと思いますが
これは風邪の症状に対して的確な薬を飲むのに似ていると思いませんか?
さて「あなたの風邪(ニガテ)はどこから」ですか?
■キソレンなんかしたって上手くならないよという人へ
これこそ!ロボット的な思考で練習している人の特徴的な考えです
きっと出来るようにならなきゃいけないことがあって
練習を頑張っているのに結果がなかなか出てこない、ということですよね?
練習というのはできないことをできるようにするための
手段として使うアイテムです
もしかするとそのアイテムの選択がちょっとずれているのかもしれません。
■どんな練習がいいのか分からない人へ
何をしたらいいのか分かってたらそもそも克服してるわい!
そんな時こそ専門の先生やレッスンを活用してください!
さっきの例で言うのなら
風邪の症状を見て的確にお薬(アドバイス)を処方するのが私たちの役目です。
レッスンを受けたから上手になるというよりは
お薬をもらったから状況が良くなるというイメージの方が近いと思います
■まとめ
練習が思うように進まなかったり
はたまたスケジュールや周りの環境で予定が狂ったり
それでも本番の日にちは変わんない…とても焦りますよね。
手持ちのカードでどれだけいい状態を作れるか
っと考えるとワクワクしてくるのが私なのですが
これは一種ゲーム脳の特権なんでしょうか…?
大事なことは結構ゲームから学んできた私です(笑)
次回(2/15配信予定)は
装飾音符についてお話ししようと思います