ごめんなさいの法則
正しい謝り方とは。
こんな場面を目にしたことはないだろうか。親が小さな子どもに向かって
「こんなことしちゃダメでしょ!“ごめんなさい” は!?」
という叱り方。子どもが集まる場ではよく目にするし、自分が小さい頃にも言われたかもしれない。はたまた自分が子どもに言ってしまったり...。
私も娘が小さい頃に言ってしまい、ハッとした。
謝罪を要求するのは何の解決にもならない。
叱る側になって改めて気づく。自分が気を鎮めたいだけのエゴだなぁ。
まぁ、子どもがやる事なんて、叱って許しての繰り返しなのだけど。謝れば許してもらえるのは、かわいい子どものうちにすぎない。。
大人社会では、文字通り「ごめんなさい」では済まされない。たとえ相手の気を鎮めても、やはり問題の解決にはならないからだ。
『こんなに謝ってるでしょ!?』と逆ギレする前に、自分の謝り方に誠意が欠けていないか見直してみよう。
誠意が伝わる謝り方
①100%非を認める
言い訳のオンパレードはうんざり。責任転嫁するべからず。素直に完全に、自分の行動を認める。
②深い後悔を伝える
謝罪ばかりで許しを乞わない。しっかりと自分の過ちを見つめ、誠実に反省の気持ちを伝える。
③次はどうするか、という未来のことに目を向ける
同じ過ちを繰り返さない為に、次はどうするのか?近い未来の約束をする。その場で許してもらえなくても、その後 行動を改めた姿をみせていくのみ!
④損害の補填or賠償
物理的な損害はもちろんのこと、時間の損失もある。必要な場合には、相手の負担にならないよう、何が最良かを考えて、お金・時間・労力のいずれかで償う。
親しい仲なら、①~③に加えて食事代を持つくらいがベストだと思う。
ダメな謝罪
武士の時代ならいざ知らず、今や土下座は単なるパフォーマンスでしかなく、謝罪の主張ばかりが押しつけがましい。自分本意で誠意は伝わらない。
それを強要する人も、侮辱したいだけなのだ。そもそもの人格を疑う。
小さい子どもに圧力で「ごめんなさい」を言わせている親のようだ。