見出し画像

ニューヨークで苦学生だった私が現地で日系の教会に行ってみた話①

まずは簡単な自己紹介

北海道片田舎で生まれる。
閉鎖的、排他的な地方の環境が嫌で、家にも学校にも居場所がなく、海外に自分の生きる場所を求めた。
高卒後周りの反対を押し切り北米へ一人渡り、なんとかニューヨークの大学を卒業。

4年間の、コンクリートジャングル
ニューヨークでの刺激的な大学生活では
勉強のみならず

インターン、アルバイト、クラブ活動、パーティなどにも
全力で取り組み楽しんだ。

様々な修羅場をくぐり抜けてきた私だが
数ある経験の中でより印象深いものを共有したい。


2018年、私がQueensのWoodsideという、移民や中級家庭が多く住む、決して安全や裕福とは言えないエリアで 苦学生をしていた頃の話。


よくネズミが出る、半地下の、空調も悪い薄暗い家賃はコミコミで$600の部屋。
金銭的余裕のなかった自分は劣悪な環境を選ぶ他なかった。


それでも新しい出会いや刺激を求め続けた。
家が相当心地良くなかったという事情もあり、毎日外に出ていた。


そんなある日、Woodsideからほど近い
Jackson Heightsという、また治安の悪いエリアを歩いていた時。


美味しそうなインド料理屋を発見した。

※下の画像はイメージ

そこの店主と仲良くなり、私が日本人だと話すと

「隣にJapanese Churchがあるから、行ってみれば?」
そう提案される。


「日系の教会!?」

聞いた途端、私は興味津々だった。
どんな日本人がいて、どんな建物なのだろう、行ってみたい!!!
そんな思いが湧いてきた。

普段私は多宗教の人との関わりがあり、自分は国や宗教の壁を越え色んな人との関わりがある。
そんな私はagnosticという宗教観を持っている。

Agnostic = 不可知論者。
人間は神の存在を証明することも反証することもできないと唱える人

時間があったので、早速その教会に行ってみた。

教会といっても、少し広めの普通の家という感じ。


ノックをすると
上品なおばさまがお出迎えしてくれた。

「はじめまして、いらっしゃい」

軽く自己紹介をすると中に入れてくれた。

少し中を覗いてみると、十字架などはない。

講義用に使われる、立っている人用のテーブル、折りたたみの椅子
などがあるのみだった。

色々な宗派があるキリスト教だが
ここは正教会という、
カトリック教会、プロテスタント諸教会と並ぶキリスト教三大教派の一つらしい。(よく知らず、申し訳なかった)


その日は特別何かがあるわけではないため
お祈りの日に、またお越しくださいと言われる。

その女性は、聖職者(間違っていた本当にごめんなさい)で
アメリカ国籍も取得しており、数十年ニューヨークに住んでいるとのこと。


私はワクワクして好奇心が止まらなかった。

次はどんな人がいて、何が起こるのだろう?


さよならをし、その場所を後にする。

帰りに食べた、タコスが美味しかった。



続く。

2022/08/22 update
②を公開しました。


いいなと思ったら応援しよう!