私の中の誰かが、ミレーナ入れな!とささやいた。
(寒すぎるタイトルにつきまして、冒頭にてお詫び申し上げます)
いきなりの近況報告になります。
出産体験記では、やっと産んだ所ですが、ちょっと脱線して、ごく最近のネタを。
タイトルに有ります通り、ミレーナという避妊リングを入れてきました。
ミレーナを知ったのは妊娠前に読んだネットの記事で、生理が軽くなる、人によっては全く来なくなると書かれており、何やこれ、えーやん!私も2人目産んだら入れて貰おう!と思っていました。
産後についてネタバレになりますが、子供が乳頭混乱になって直接授乳が出来ない時期が相当長く続き、上の子の時以上に乳の出も良くないため、いくつかの母乳外来に通っていました。
その1つが、途中まで妊婦健診に通ってきた近所のレディースクリニックで、母乳外来に行った時に、ついでに先生に、将来的にミレーナを入れたい旨相談すると、詳しく説明して下さいました。
その当時はまだ生理が再開しておらず、生理中の方が入れやすいこと、まだ授乳している事から(とはいえ、ここの先生は授乳中に入れるのも全く問題ないよ~というスタンスでしたが)、生理が戻ったら入れようかね~、となって終了。
それから2ヶ月ほどして、子供はおっぱいを吸うようになるも、寝るばかりして授乳間隔も長く(夜とか10時間とか寝る…)、私も搾乳をさぼり気味になり、生後3ヶ月半で排卵が起こった様で、4ヶ月過ぎてすぐに生理が再開しました。
出産してしばらくは、生理が再開するのを少しでも遅らせたいと、搾乳も頑張っていたのですが
(そもそも、当時はまだ悪露がダラダラ出ており、血が出てるのに出なくする為に頑張るって不思議な状況やなと思ってました)
やはり子供が飲まなかったのが大きかったかなと思います。
生理の再開は、妊娠からいよいよサヨナラしたという実感があり、寂しさや切なさを感じました。
それと共に、まだ体が産もうとしているのかなとも思え、少しばかりの嬉しさもありました
(3人目はおそらく無いのではとも思うのですが…)
そんな若干センチメンタルになった次の日の朝。
あ、私ミレーナ入れたかったんだ!と思い出し、平日の日中にクリニックに行けるのが、夫の育休が終わる来月上旬までである事に気づきました。
おそらく次の生理は、夫が復職してから。それを待ってだと、クリニックに行きづらくなる。
しかも私は、思い出した次の日からしばらく用事があったり、クリニックがお休みなどで、もう生理中に行くのは難しいかもしれなかったのです。
行くなら今日しかないけど、さて、そんなすぐに入れて貰えるものか…
とりあえず電話しよ。
という事で、クリニックに朝9時半頃電話。
いつも冷静な電話対応の方が出られ、ミレーナを入れたいのですがと伝えると、何と、ストックもあるので、診察して問題なければその日のうちに入れる事が出来ますよ、とのこと。
行きます行きます今日行きます!と伝えると、今日はもう予約の枠が一杯なので、待って貰うかもしれないけれど良いですかと言われ、いいです!これからすぐ行きます!と二つ返事で食い気味に答えました。
それからは、うりゃ~!っと着替えと最低限の身だしなみを整え、夫に子供を託し、自転車は安全運転で、クリニックへ駆けつけました。
ちょうど10時になるかならないか、という頃でした。
受付にて、先ほどミレーナの件でお電話したものですと伝え、問診票を書いて渡したら、ちょうど予約の診察の谷間だったのか、すぐに呼ばれました。
はっや!
新しく始まった院内のフリーWi-Fiでしばらく時間でも潰そ~って思ってたのに、パスワード打ち込んで接続しただけで、全くデータ使わせて貰っとらんぞ!とビックリしながら、先生の元へ。
以前、母乳外来に来た際に詳しく説明をしていたため、説明はそこそこに、じゃあいれましょうかねとなりました。
またもやはっやっ!
なお私はここで、何で入れたいかを強調しました。
なぜなら、保険適用にして欲しかったから。
ミレーナは避妊リングであると同時に、その最大の特徴として、黄体ホルモンも仕込まれており、持続的に放出されることで、ピルと同様の効果を得ることが出来ます。
ピルも勿論避妊目的でも使われますが、重い生理痛や過多月経など、いわゆる月経困難症に対してもよく使われています。
そのため、ミレーナも同様の効果を発揮すると分かり、過多月経・月経困難症の効能を得ているため、これらに対処する目的で使用する場合は、保険適用となります。
ピルを飲めば同じ効果が得られますが、毎日飲むのを忘れそうとか、一ヶ月あたり3000円ほどするので、費用がかかります。
ミレーナは一度入れると5年間効果が続き、保険適用であれば、12000円ほどで済むので、ピル4ヶ月分で元が取れてしまいます。
妊娠したくなれば、医師に抜去して貰えばOK。
また、ピルは経口のため、全身にホルモンが回るので、たばこを吸う人や高血圧、肥満、血栓症のリスクのある人は基本使用を避けますが、ミレーナは子宮周辺にしかホルモンが届かないので、従来ピルを飲めなかった人でも使えるそうです。
勿論、ミレーナにもデメリットはあります。
抜去は医師にお願いする必要がありますし、未経産婦は装着出来なかったり、装着時の痛みが強いと言われています。
入れてから3ヶ月以内に外れるケースも全体の4%あるそうです。
私は経腟分娩も経験しており、装着へのハードルは高くないと考えていました。
そして私は元々生理痛があり、毎回痛み止めを飲むレベルだったので、痛みがひどくて、ミレーナで良くなると聞いたので…と主張しまくりました。
保険適用になれー。
そういう方には本当にいいですよ~と先生も笑ってくださり、では早速入れましょうとなりました。
やっぱり早い!
下半身服を脱ぎ、クリニック備え付けの簡易スカートをはき(気分ウキウキだったので、どピンク色を選択)、いざ診察台へ。
最後にこの椅子に座ったのは、まだ前置胎盤と告知される前でした。
時の流れる早さよ…。
その間に、鬼滅の刃の映画めっちゃヒットしたよ。ファイザーの株買っときゃよかったよ(どうでもよい。)
経腟エコーにて子宮の位置を確認し、椅子をもう少しだけ後ろに倒し、部屋の電気が消され、ライトで照らされた中でスタート。
途中、お腹の奥にやや鋭い痛みを感じましたが、十分に耐えられるものでした。
先生から、「これからが一番痛いですよ、ちょっとの間なので、頑張って下さいね」とお声がけがあり、もう少しだけ強い痛みを感じました。確かに痛いけれど、うめくまではいかないかな、というレベル。
(私は痛みに強い方なので、弱い方だと、少し声が出るかもしれません)
陣痛や生理痛とは異なる、明らかに内臓を何かされてるという痛みでした。
とはいえすぐに入ったらしく、はいもう終わりましたよ~と言われ、再度エコーを入れられ、ちゃんとミレーナが入ったことを一緒に確認して、終わりとなりました。
看護師さんが外陰部を丁寧に拭き取って下さり(以前母乳外来に来たときに、子供を抱っこして預かって下さった方だった様な…そして、電話対応下さるのも、この方の様な気が。)
台を降りて服を来て、先生とお話しました。
先生からはメーカーが配布している説明書を渡して頂き、この後何回か健診を受ける必要があると説明がありました。
直近は一ヶ月後。
その頃は夫が復職しているので、夜の時間帯か、土日に行かねば。
お風呂も今日だけは浸かれません。シャワーのみです。
あと、勿論性交渉は問題ないが、ミレーナは細い紐がついており、最初に入れた時はその紐がピロピロと子宮口から出ているので、男性側がチクチクすると言うケースがあるそうで、紐がなくても抜去に問題は無いから、気になる様なら切りますよ、との事でした。
私からは、生理カップは使えますか?と質問しましたが、先生曰く、全く問題ないけれど、むしろめっちゃ経血が減るので不要になるんじゃないかな?との事でした。
なお、本格的に血が減るなど効果を実感出来るのは、大体2ヶ月後位からだそうで、次の次の生理くらいからかな、だそうです。
ではまた一ヶ月後~とお部屋を出ました。
そしてお会計。
生理がしんどいと訴えたのが功を奏したのか、保険適用に!わーい!
その時、まだ10時半になっていませんでした。
連絡した夫も「もう終わったの!?」とびっくりのスピーディーな展開。
ミレーナというニューウェポンを装着して、自分の子宮は2.0になったなぁとかアホな事を考えながらお会計を済ませてクリニックを出ました。
ただ、その後少しずつ生理痛の様な痛みが…
また、タンポンを使って良いか聞き忘れたため、戻ってきたら今度は人が増えており、結局この時が一番待たされました。
ちなみにタンポンも使用OKでした。
ナプキンは悪露の時に大変お世話になりましたが、タンポンは妊娠してから使うことがありませんでした。
それでも、何の戸惑いもなくする~っと使え、最後に使ってからのブランクを感じず、妊娠してから今までの時の流れの早さに、これまたしんみりしました。オリンピック延期になったし、阪神から鳥谷は移籍するし、藤川球児は引退するし(これはどうでもよくない。)
でもタンポン便利。
腹痛は手持ちのロキソニン飲んだら無くなりました。
日赤を退院するときに、大量に貰った残りです。
帰宅後、1ヶ月後健診の予約を入れ、ミレーナのメーカーが行っている無料の健診時期お知らせアラームメールの登録を済ませました。
以上が、ミレーナ挿入の体験記になります。
はたして私の生理はどうなるのか?
とりあえず、脱落はせんでくれよ…と祈りつつ、楽しみに過ごしたいと思います。
この記事が、どなたかの参考になりましたら幸いです。