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2025.01.04 楽しいおしゃべり×特に誰かと話したくないこと
今朝は9時から武田 緑さんと「学校DE&I公開おしゃべり会」で1時間おしゃべり。顔がむくんでいたけれど、ただただ楽しく話せてよかった。
質問上手な緑さんのおかげで、主に「学校選択制」について私自身がどのように考えているのか。ということもそこそこ話せたと思う。
(興味ある方は動画をどうぞ。1時間あるけど。)
アーカイブされる、という前提でのおしゃべりでもあったので、ある程度慎重に言葉を選びながらではあったけれど、そういう方が丁寧に話せるような気もした。
遠くに住む友人から「見たよ」と感想が送られてきたのも嬉しい。ありがたいな。緑さんのおかげだ。
午後は、今話題の映画「小学校〜それは小さな社会〜」をエイヤ!と観に行った。観に行きたいような行きたくないような…。そんな気持ちだったのだけれども、あまりに色々な人がSNSで感想を書いていて、観るなら事前に情報は入れたくなくて、実は1つも読んでいない。
だったら観ちゃった方がいいよね…。ということで行ってきた。
感想は3つ。
大人は無条件に子どもに対して権力が行使できてしまうことを忘れてはならない。
コロナ禍での日本の学校がどんな様子だったかの記録にもなっている。
子どもは、みーんな美しい。
監督や関係者には申し訳ないが、正直、観なくてもよかったな。と思わなくもなかった。地元世田谷区の小学校であることを考えても、なんというか、あまりに観ていて苦しくなるシーンがいくつかあって、ため息が出てしまうのもしんどかった。(でも、観ないとこういう感想も持てないわけで、観たことを後悔はしていない)
途中國學院大学の先生の言葉に少し救われながらも、「学校というのは大人の職場だ」という言葉が思い出されてしまい、大人の子どもに向けた善意のつもりの行為や言動が辛く、しかも大人同士でも同じような構図があたりまえのようにそこにあることで、子どもの気持ちも大人の気持ちもぎゅーっと入ってきて辛い。
もちろん、大人の丁寧な関わりにも感心するというか安心感を得た場面も多くあった。それもこれもひっくるめて「学校」だなぁと思えて、それも何故か辛かったのだ。
その中でも、子どもはとにかくみんな美しく、話していることも、努力しようとしていることも、おちゃらけていることも、一生懸命やろうとしていることも、全部美しくて心から救われた。
こういう映画は、観た人たちと話すことが良いのかもしれないけれど、私はそこまでしたいとは思えなかった。
映画が悪いとか、日本の教育が悪いとか、そういうことじゃない。観て得た感情について、誰かと話し合ってどうにかしたい、という気持ちにならなかった。というだけの話だ。
今朝の緑さんとのおしゃべりの前に、「子どもはマイノリティ」という言葉があった。
「人権」を前に置くことで乗り越えられることや通じることも多いような気がする。という話にもなった。
午前の楽しいやりとりと、午後の映画観賞後のどんよりした気持ちとで、ぐるぐるする正月休みの終わり。いやぁ。。。今年もがんばろう。
追記:
facebookで検索して、本当に多くの映画の感想をザーッと読ませてもらった。そして、山崎エマ監督の「最高にいいところと最悪にダメなところは紙一重」という言葉や、英題は「The making of a Japanes」であることなどを知った。
やっぱり、「良し悪し」の話ではない。
と感じたし、私が積極的に誰かと映画の感想を語り合いたいと思えないのは、「日本の学校」を突きつけられた感じがしたからかもしれない。
やっぱり、日本の公教育は「どの公立学校に通っても誰もが同じような経験や学びが得られること」を目指してここまで来たんだな。と実感してしまったからかもしれない。私自身が私立小学校で育っていたとしても、「ああ。。」と思いながら過去のことを思い出したことも、またそれを強めている。
追記の追記
そう言えば映画の内容より気になったことがあった。
映画上映中、何度も何度も映像が細かく止まってしまうことが繰り返された。
アップリンクの映画上映の質が低く、2000円も支払っているのに、という気持ちになってしまい、ぐちぐち言いたくはないけど、家で観てるわけじゃないんだよなぁ。むしろ、家で観れたら良かった。とか。すみません。