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1%の可能性と0.01%の可能性

みなさん、こんにちは。
毎日、溶けそうになるほど暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか?
7月終わりから8月の中旬は、パリ五輪の取材サポートに奮闘?した17日間でした。

その中で、感動した競技の1つがスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手。
8人による決勝の最終試技で大技に成功、暫定7位から逆転して優勝した姿がとても印象に残っています。

「1%の可能性を最後まで信じ切れた」

優勝後のインタビューで堀米選手が語ったこの言葉が忘れられません。
パリ五輪の切符を得るまでの道のりを「地獄のようだった」と振り返る通り、その道は曲がりくねった獣道。
思うように結果が出ず、迎えた最後の五輪予選。切符を獲得するには優勝することが必須。ただ、1位を取っても五輪に行けない可能性もあった中で、信じ続けた「1%の可能性」。
それを信じて出場が叶ったパリ五輪でも信じ抜いたのは「1%の可能性」。

決勝前。堀米選手は何度も固い地面に打ち付けられていた。何度も、何度も会場に鈍い音が響いたという。

その姿と、1%の可能性という言葉に、ふとフィギュアスケート男子の山本草太選手を思い出した。

諦めきれない0.01%の可能性

山本選手がジュニア時代に大きなケガをして、2017年の中部選手権に「1回転ジャンプ」からの再出発。
当時は、平昌五輪に向かっていくシーズン。ケガをして遠回りしながらも氷の上の戻ってきた中部選手権。
「平昌五輪の代表になる可能性はないが、諦めきれない0.01%がある」

このような言葉を語ったそうです。


堀米選手が固いコンクリートに身体を打ち付ける姿に、冷たい氷の上に何度も転びながらも挑戦を続ける山本選手を重ねました。

辛い、痛い、なにやっているんだろう

そんなことを考えることもあったと思います。
だけど、少しの可能性が心を奮い立たせるのだろうと思いました。

可能性を信じ、挑戦する姿に私たちは何度も感動する

心に刻まれるその姿を追っていきたいな。できることなら、ミラノの舞台で美しいイーグルが見たいな。
アスリートが信じる可能性を私たちも最後まで一緒に信じ抜きたいな。一緒に信じることで可能性は高まるんじゃないか。

そんなことを考えながら五輪サポートが終わって、夜風に頬を撫でられながら帰宅する道すがら想いを膨らませました。


8月上旬には木下杯にも取材に行かせてもらいました。
甲子園入りする前に原稿を書きましたが、また内容もりもりになりそうな予感です。

↑↑「スケオタ道」でお届けする予定です。
いましばらくお待ち下さい。

ではまた!

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