【随時更新】場面緘黙症を克服したい人向けのおすすめの本を紹介
こんにちは、あやはるです。
家では普通に話すことができるのに、学校や特定の場所では話せないことで悩む場面緘黙症。
インターネットやSNSで知った人も多いと思いますが、なかなか専門の病院が見つからずどうしたらいいのかわからないという人も多いと思います。
そこで私がおすすめしたいのが本を読むことです。
今回は、場面緘黙症について勉強したい人向けに私がおすすめしたい本を紹介したいと思います。
今回紹介する3冊のうち2冊はコミックエッセイ(マンガ)でもう一冊はイラスト付きのガイドブックみたいなものです。
※この記事はかつてWordPressで書いた記事をリライトしたやつです。
場面緘黙についておすすめの本1:かんもくって何なの?
まず1冊目はモリナガアメさんが書いたコミックエッセイ「かんもくって何なの?」です。
場面緘黙症と過ごしてきた幼少時代の出来事を中心に場面緘黙というのはこういう症状ですというのをマンガで表しています。
当事者目線で書いているので共感できることが多く、印象的なところは高校デビューした時無理にみんなに合わせていたことで対等な人間関係が築けていないと感じたアメさんは次第に距離をおいてしまったという…
私も高校時代は「もう、今までの話せない自分とは卒業したい」という思いから自分から話すようにして友達作らなきゃという気持ちになっていたのですが本当の自分を出すことができず次第に空気のような存在になってしまい最終的に孤立してしまったという苦い思い出があります。
かんもくって何なの?の続編「話せない私研究」もおすすめです。
こちらは場面緘黙症ということを知ったアメさんがどんな形で社会生活を送っているかを描いています。
大人になってから場面緘黙症という存在を知って社会生活に悩んでいる人はぜひご覧いただければなと思います。
場面緘黙についておすすめの本2:わたしはかんもくガール
こちらもコミックエッセイになりますが、イラストレーターのらせんゆむさんが書いた「わたしはかんもくガール」
最初に紹介した「かんもくって何なの?」より前に出ています。
こちらも場面緘黙症についてマンガでわかりやすく説明していますが、似てるところもあればちょっと違うというところもあるので「あぁ、緘黙ってこういう感じなところもあるんだ」と比較してみていただければ良いかなと思います。
場面緘黙についておすすめの本3:イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド
教育者や福祉関係向けの仕事をしている人の本になりますが、「イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド」
とは言いつつも、自分の子どもが場面緘黙じゃないかという疑いのある親御さんにも場面緘黙症というのはこんなものだということとどんな風に接していけば良いかわからないという人。
また、コミックエッセイ(マンガ)じゃなく、きちんと解説された本が欲しいという人にとってはおすすめです。
場面緘黙症についておすすめの本4:かんもくの声
場面緘黙症の当事者で啓発活動を行なっている入江紗代さんの本です。
これまで、当事者の方の経験談はコミックエッセイが多かったのですがかんもくの声は活字で表現されているので小説系が好きな人はおすすめかなと思います。
当事者の人が読めば納得することが多いですし、家族やパートナーや身近な人で緘黙の人がいればこういう感じを持っているんだと学べるんじゃないかなと感じる1冊です。
本の感想としては、自分の人生とほぼほぼ似ているなと感じました。
自分の子供時代なんてそんなに言うほど思い出せないことがほとんどですが、緘黙の症状で大変だったこと、辛かったことを具体的に書いてあってとてもわかりやすく書いているなと感じ、自分自身の過去を振り返ってみると
「あ、確かにそんなことあったよな…」
と思い出して時には胸が締め付けられそうな感じになりました。
それだけ、私自身も当時辛い思いをしていたんだと回想にふけました。
場面緘黙症の当事者の人がこの本を読んだら、共感することばかりじゃないかなと思います。
これからも場面緘黙症についての本を随時更新していきたいと思います
といった感じで、今後も良い場面緘黙症の本があればこの記事で随時紹介していきたいと思います。
また、読者のみなさまも「この本おすすめだよ」というのがあればお問い合わせなどで教えていただければ読める限り読んでよければ紹介していきたいと考えています。
その他にも不定期ではありますが場面緘黙症についての記事をnoteマガジンで書いています。
よかったら他の記事も読んでいただけるとうれしいです。