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柔らかいって罪だわ・・って話。

そういえば、最寄り駅のデパートに31アイスクリームがあって、最近見事にどハマりしている。ロシアに駐在していたとき、海外で初めてみた31が、「31アイスクリーム」ではなく、「バスキン&ロビンス」=ロシア語で文字通り「Баскин Робинс」だったので、また31ぽいアイス作られやがってと息巻いた記憶がある。日本以外は各国「バスキン&ロビンス」らしい。

ロシアのお店

昔はアイスクリームケーキにはまっていたが、今私を虜にするのはそう、「シェイク」!!!!通常のアイスクリームを選んで「シェイクにして」とお願いすると、時間かかること少々。見事に濃厚で重たくってあま~いシェイクが出来上がる。発作的に飲みたくなるこのシェイク。全種類制覇したい欲がみるみる湧き出るが、あまりにもポッピングシャワーとチョコミント味が独走態勢に入っており、他者の追随を許さずリピート傾向に入ってしまい、全然種類拡大に至っていない。。まだの人はぜひ試してほしい。

ということで、衝動的に書き出してしまったが、今回は「柔軟性」のお話。
しかもマインド面などではなく、文字通り物理的な柔軟性について。

我が家のダウン症児はもうすぐ4歳を目前にようやく少しずつ歩行が始まった。ダウン症児、驚くほどに体が柔らかい。全身が本当にブヨブヨというかプニプニというかなんというか本当にビニール人形みたいに柔らかすぎる。個人的にダウン症児の障がい、もとい強烈なデコボコ具合はとどのつまりこの「柔らかさ」が全て原因なのだとすら思う。
生後間もないころから筋緊張が弱く、体幹も弱い、どこもかしこも柔らかくて生誕直後は呼吸や母乳を飲むことすらままならなかった。寝ている姿をみてもすぐに他の子と違うってわかる。首が柔らかすぎて、すんごい方向を向いて寝ていることも多々あるもので。

この横向いて寝てる感じとか

この「柔らかさ」とは生涯付き合っていかなければならないのだろう。
3歳になった今も柔らかさがあちこちでちょっかいを出してくる。
歩き始めた彼だが、足首もふにゃっふにゃ。関節もやわらかいので、履く靴はハイカットシューズ一択。足首まで固定してくれるバスケットシューズみたいなやつ。靴屋さんにいくとあまたの可愛らしい靴が「買って買って、わたしを買って!」とばかりに自己主張されておかれているのに、我が家に必要なハイカットを生産しているのはアシックス社一択。しかも色は黒と白。最近待ちに待ったモデルチェンジがあって、白黒の新旧4択に広がった。
いや、文句をいうわけではない、アシックスさまさまなのだから。
株式投資をしたら全額アシックス様にBET!だって、アシックス先生が万が一にも撤退してしまうことになったならば、我が子は生きていけない。そのくらいハイカットシューズが大切なのである。

先日、「PTの先生にそろそろ整形外科にいってインソールを作ってもらった方がいいかもしれない」と突然言われた。え、インソールって・・?色々調べまくったところ、ダウン症の子たちは、関節が足首が柔らかがゆえに、普通であれば足首がある程度固定されて歩くところ、かれらはフニャンフニャンちゃんなので、足首ごと内側に入ってしまい、まるでくるぶしが床につくくらい内に入ってしまい。結果、いわゆる「外反扁平足」が出来上がるらしい。よく見ると、確かにおそろしいくらい足首が内側に入っている。

そういえば、このリスクありますっていつか言われた記憶が遠い昔にあったけど、なんせ3歳過ぎてもあるかなかったし、それまでにやれ便秘外来、やれ耳鼻科、やれ眼科と彼はありがたいことにあちこちに専門医とかかりつけ医を抱えていて、正直それでどころではなかった。だから、PTの先生にいわれてたしかに・・とふと我に返って、この週末紹介してもらった整形外科に行ってきた。

開口一番、おじいちゃん先生に言われた一言。
「これはひどすぎる・・・」

がーん。そこまで予め覚悟はしていなかったので、何ともうまい返しができないまま、「え、そうなんですね・・」としか返せない父と母。そこに先生がましましな感じで、

「ひどすぎる。もっと早く来るべきですね。歩く前に来るべきでした」

とボソリ。いや、それ今言われても。放置していたといえばそうなんだけど、そんなこと誰にも言われなかったし。と不意打ちをつかれて完全に新卒1年目社会人(皆に失礼)みたいな他責モードに。消化しきれぬモヤモヤを抱えながら、すぐにインソール作りますよ、となって、次回装具師さんとの予約を・・と先生がいい終わらないうちに横から看護師さんが強めに「いや、いまちょうど来てるんで装具師さん。やってもらいましょう!」と。

先生:「いやいや、これからの患者さんいるしね・・」
看護師さん:「いや、いきましょう。できます。」

みたいなやり取りを経て、その場ですぐに足を測ってもらいインソール街道まっしぐらとなりましたとさ。先生と看護師さんの不和な雰囲気にハラハラドキドキしながらも無事に装具師さんとお話しもできて、よくわけがわからぬままにインソールを作ることになりましたとさ。

でもさ、そのインソール、めっちゃ高い。。例のメガネと同じくらいの値段で、1年に1セット左右1枚ずつの計2枚にしか保険が適用されないとのこと。いや保険適用されるだけでもありがたいんだけど。ただ、保育園に通っているため、靴は3足必要なわけで。
①保育園で使う置き靴
②保育園に通うときの外靴(家で週末出かけるときの靴でもある)
③PTを受ける際の室内用の靴

インソールを入れていないときは、靴になれてもらうために④部屋で履くための靴、まで持っていた。
保険適用されないと、型をとって複製ということで、1セット2万円ちょっと。さすがに3セットなんて買ったものならば家計は火の車。
それでも入れ替えるのが面倒な母は先生の言葉の衝撃から立ち直れておらず、勢いあまってあやうく3セット購入しようとしたところ、横から沈着冷静な旦那さんにすかさず止められて、①と②用に2セット買うことにしたのでした。

柔らかさって罪だ!!!体が柔らかいことはいいことだと思っていた。開脚できる人はすごいなーって思ってたし、何なら10日で開脚できる系の本も大量に持っている。なのにこれほどまでに柔軟性がマイナスに働くなんて、なんてこったい!! そして、いまだに歩く前から早く通っておけばよかったんじゃないか・・と谷よりも高く、山よりも深く反省した母なのでした。

おまけに、来週インソールが出来上がるので新しい靴を持ってきてください、と言われてふと我に返った。そう、インソールが入るということは、いまの靴だと小さいわけで、あっという間に上記の4足がサイズアウトとなったのでした。。がががーん。。13cmのハイカットシューズ4足がこんなに早く使えなくなるなんて・・そして新調した3足はそれまた破格なお値段でして。ダウンちゃんがまだ小さいご家族で誰かハイカットシューズを欲する方はいないものだろうか・・・

この柔らかさったらない。。
同上。。
知ってるよ、その柔らかさ!
これも柔らかさ?
え?!と二度見したやつ
驚いたら味を占めて毎晩やるようになった!w

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