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パンツトレーニングって難しい
我が家の息子は、生まれながらに生粋のダウン症なので、成長が2倍ゆっくりと言われていて、あまりにもそのとおりなので、親のこちらまで保育園生活上のイベントに段々と疎くなってきたりする。年少さんクラスに外部の先生がきて英語を教えてくれるとか(こんな幼少期から超うらやましい!)、やれダンスの先生が来るとか、やれクッキングの時間とか、だからマスク着用とか、やれ工作の時間でハサミを使うとかあれこれ。
どれもほかの健常児さんたちと全く同じにはできないので、きっとハサミは使っていないだろうし、きっと英語は左から右(というか日本語すら発語がないからね)だろうし、ダンスは好きだけど自由形。
だからいつの間にか、いろんな出来事に結構あきらめるというか疎くなるというか・・アンテナが立たなくなるというか。
「きっと我が子はもうちょっと先に違いない」
となんとなく思ってやりすごす、みたいな。
そんな中、我に返ってびっくり仰天したのが、保育園の先生のとある一言。
「ター坊くん、最近トイレでおしっこ成功しているので来月からパンツトレーニングしましょう!」
って。えー!!!そもそもトイレでおしっこしているの?しかも成功しているの?!
目だがま飛びでるかと思うくらいびっくり仰天した母。
ウンチは毎朝定時に浣腸差し上げている我が子が、パ、パ、パンツトレーニングですと!?
大量に残ってしまったオムツLサイズを横目に、その上のBigサイズをしこたま買い込んだばかりの母なのでした。
一瞬、トホホ、と思ったものの、パンツトレーニングなんて晴天の霹靂。
正直、嬉しくってたまらない。だってそんなトレーニング、小学校くらいになると思っていたから。
ウキウキしてトレーニングパンツなるものを購入してホクホクしていた翌月、ハハは厳しい現実を目の当たりにすることになる。。
それは、肝心のハハが家でうっかりトイレに行かせるのを忘れてしまうということ。。そうかー、パンツトレーニング開始にあたって、「オムツではなくトイレでおしっこができてる」って、「おしっこしたくなったらトイレにいける」ということではどうやらないらしい。
我が息子は、トイレに誘われてオムツを下げておしっこが出ればするが、おしっこしたいからトイレに行きたい!という脳の司令にはまだ至っていないらしい。保育園でどうやっているのか聞いたら、45分~90分おきに先生が我が家のダウン症児をトイレに行こう!といざなってくれているらしい。
脱帽。感動。
さすがに園児が15-16人いるクラスの中で、45分~60分おきに彼をわざわざトイレにつれていってくれて付き合ってくれるという崇高な話をきいてしまうと・・
「家でつい忘れちゃうんですよね~」
なんて口が避けても言えない!!!汗
「お家でのトレーニングどうですか?」と聞かれるたびに、
「はい(汗)、頑張っています!(ハハが。汗)」というしかないのでした。。
しかし、いろんなタイミングもあるしほかの仕事もあるし、家事もある中でついトイレにいざなうのを忘れてしまうんだよなぁ。。
携帯のアラームに登録するか・・・
でもそんなことしたら我が家はアラームがなりっぱなしになって何がどのアラームだかわからなくなりそう。。