WINNER - REMEMBER
2020年4月9日、WINNERの正規3集フルアルバムのREMEMBERがリリースになった。3月末に先行公開されていた뜸(HOLD)を含む全12曲のフルアルバム。2014年のデビュー作WINNER2014S/S、2018年のEVERYD4Yに続く3本目のフルアルバムだ。
今回のカムバックついて
この前ジヌくんが軍隊に入隊(入所)したお話を投稿したが、WINNERのメンバーも最年長1991年生まれのジヌくんから順番に兵役に行かなければならないギリギリの時期となった。そのため、今回のこのアルバムはWINNERとして、グループとして、彼らがリリースする一旦最後のアルバムになる。ここからしばらくの空白期(韓国のファンの間ではこれを文字って軍白期とも呼ぶ)があるってこと。
▼ジヌくんが入隊したことについての投稿
4人の入隊の間隔が開けば開くほど全員が揃うまでの時間も長くなるのだが、どのぐらい開くのかということだ。このあと3人がバッと一気に入隊すれば空白期は最短で2年ほど+カムバックの準備期間。ただ、4人の年齢差が最大で2年半ほどあるので、一番下(マンネ)の子にはまだ猶予というか、時間があるわけだ。しかもWINNERのマンネはリーダーで作詞作曲までこなすグループの大黒柱。一人でのお仕事もたまにあるし、この働き盛りを十分に駆け抜けてから制限ギリギリの時期で入隊するか、少しでも早い完全体の再びの集合のために早めに入隊するか、ここが本人と関係者の最大の悩みところなはず。一番年下の1994年生まれでリーダーのスンユンくんがギリギリの入隊になれば最長でここから5年ほど+カムバックの準備期間は空くことになる。(ジヌくんは誕生日が9月末なので実質デッドラインまであと半年あったため、正直思っていたより早く行ったという印象だった。)
割と年齢も近い、自分の一番好きなアーティストの、中学生の頃から7年近くずっとずっと好きだったアーティストの、一番の醍醐味だと思っているグループ活動をする姿をこれを期に5年見られないと思うと。5年って案外すぐかなとも思うけど、5年前から今日までとかを考えると急に長いなぁと感じる。2015年の春から今まで、ぐらいの時間が開くと思うと。彼らが青春をテーマにやってた時期があるもんで、彼らのすごく美しい20代を見させて貰って、感じさせてもらったなといった感じ。今日本の年で21歳の私が一体何歳になったら、どんな姿でどんな仕事をしながら次のWINNERを見に行けるのか、全く検討が付かない..
そういう熱量でWINNERを応援している。
そういう熱量で今回のフルアルバムをオススメしていく。
::アルバムティーザー::
今回のアルバム予告にこんなティーザーが。
I was once EMPTY
But, you became my EXIT.
I REALLY fell in love with you
hoping you would LOVE ME too.
EVERYDAY, making MILLION of memories
WE finally CROSSed hearts.
Though it may feel like the end, REMEMBER me and we'll be everlasting.
太文字の部分がこれまで出してきたアルバム名もしくは曲名からできていて、1回のリリースにつき1単語、文中で1つも抜かしていない😭😭素敵すぎんか、、、、しかも4をラッキーナンバーに、キーワードにやってきたWINNERなのだが、これ全部数えたら44単語..... 流石にセンスが良すぎると。かなりかなり感動した。
::トラックリスト::
前述のとおり今回は全12曲のフルアルバムで、うち後ろ4曲は2014年のデビューアルバムに収録されていた曲の中から、今のメンバーで歌い直した4ver.になっている。(メインボーカルの子が途中脱退しているため。個人的には4人になった後のライブで聴き慣れすぎてパート割も分かっていたからか、今回の音源化で特別新鮮な感じはあんまり無かった笑)
メンバーが常に作詞作曲に携わってい(るどころかメインで作業してい)て先輩のBIGBANGと同じようにそれを売りというか、当たり前に、基盤にやってきた子たちなので、今回のアルバムも全曲で制作に名前を並べている。
::曲紹介::
01 : REMEMBER *TITLE
WINNERのソンミノと、"MILLIONS" "AH YEAH"などで一緒に呼吸を合わせたカンウクジン、Diggyが共同で作業した楽曲。エモーショナルなギター演奏にソンミノのメロディーと歌詞で切なさを足した。
今回のアルバムのタイトル曲。MVあります。「忘れないで、覚えていて、永遠に」という切実な願いを込めた曲。MVでもWINNERのこれまでを振り返りながら今までの全てを詰め込んだ、第1章の集大成ともいえる曲。
02 : DDUK(JINU SOLO)
別れを前にした恋人の感情を”뚝(トゥク)(ピッタリ、キッパリなどの広い意味)”というざっくりとした単語で表現した感性豊かなバラードナンバー。曲の流れに合わせて訴えかける表現力が足されていくWINNERキムジヌの音色が魅力的だ。
最年長ジヌくんソロ曲。ジヌくんだけは楽曲制作をしないため、リーダーのスンユンくんがジヌくんのために書き下ろした曲。ジヌくんは元々BIGBANGのG-DRAGON先輩のマジのマジの大ファンで、過去のWINNERの単独コンサートでも曲をカバーするパートがあるときには”ピタカゲ”に”無題”にいつもジヨンの曲をカバーしていたり、好きな曲を聞かれるとBIGBANGのLASTDANCEを答えていたり、そういう子なのだが、特にこの無題が本当に好きみたいで彼のスタイルにも合っているということで、あの曲の雰囲気で曲を作ってあげたそう。(スンユン談・Vlive200408)
03 : HOLD
"뜸”は友達以上恋人未満の女性に向かう男性の心理、友達以上恋人未満の状態の知人を見ている自分の心理をうまく込め、強力なメロディーと独特なサウンドからなるトラップジャンルのナンバーだ。ミニマル感と豊富感を兼ねた編曲におしゃべりをするようなWINNERの声がよく合っている。”WINNER®︎”な曲として中毒性のあるメインメロディーと変わり続ける編曲で聞こえてくる面白さを追加し、爆発的なエナジーをもったDropパートが曲のトガッた雰囲気を演出した。
先行公開曲だった뜸、HOLD。MVではAKMUのスヒョンちゃんに出演してもらい、4男1女を演じる。末っ子の妹の恋愛が気になって仕方ないお兄ちゃんのコンセプトwwww 韓国語で뜸들이다が間を置く、焦らすという意味なのだが、뜸という単語には他にも"お灸"とか”ご飯を蒸らす"という意味があるので、それも少し掛けたギャグ的な部分も見られるMV。
04 : JUST DUNCE
リズミカルなベースの演奏が魅力的な曲。WINNERの明るいイメージを感じられるダンスナンバー。構成ごとに変化する編曲とキャッチーな歌詞が耳に残る。
最初に聞いた時からかなりノリノリな曲だなぁと思ってたけど、本当に頭に残るリズム感。明るい曲が好きな人には今回のアルバムの中で、フニソロのセレナーデと1位を争う私的オススメ曲。
05 : MY BAD
グルービーなエレキギターリーフとアコースティックサウンドが良く組み合わさったR&Bナンバー。
この曲はもう5年前ぐらいに作った曲で、編曲を何度も重ねて部分修正をした末に今回リリースになった曲だそう。(ミノくん談・Vlive200409)
06 : TEASER
夢幻的なサウンドとtrapリズムの活きる曲。WINNERの色が込められたエモーショナルなHIPHOPジャンルのナンバー。メンバーたちのボイスカラーがビートとよく合わさって、聴衆に大きなインパクトを与える曲。
2年前、EVERYD4Yのアルバムを出した後頃に作った曲だとか。EVERYDAYやMOVIESTERに見られるような曲(パート)割りで、ラップのパート配分が多めの曲とのこと。(スンユン談・200408Vlive)
個人的にはティーザーというタイトルなだけあって、WINNERの一番最初のデビューティーザーの雰囲気を少し感じる気がする(歌詞とは関係なしに)。しっとりゆったりしていながらも洗礼された感じのメロディー、歌詞をじっくり聴きたい曲。
07 : WELL
ファンに伝えたいという気持ちを込め、また1つのファンソングとして軽快なリズムにWINNERの各メンバーの個性を生かしたメロディーが印象的な曲。しばらくの時間を置く間、ファンたちが元気に過ごせるようにという願いを込めた。
このWellはスンユンがファンに対して口癖のようにいつも言う、eat well, sleep well, rest wellを歌にしたもの。ファンにとってはいつの間にか馴染みのあるフレーズに。明るめな曲調でポジティブになれそうな、そんな1曲という印象を受けた。
08 : SERENADE(HOONY SOLO)
2014年MMA(メロンミュージックアワード・韓国のmelonという音楽サイトの年末歌謡祭、WINNERはそれぞれそろステージを準備して披露した)で公開していたイスンフンの初のソロ自作曲が、今回の"Remenber"のアルバムを通して正式に音源発売することが決定した。別れを前にした状況の歌詞とは対立的に明るくダイナミックなサウンドに乗せたイスンフンのエナジーを感じられる曲。
ついについに。最近はコンサート・ツアーでもソロステージ枠で歌ってくれていた曲。フルで出たのはこれが初めてで、想像以上にいい曲でフニワールドってなんでこんなに素敵なのか。。。イントロから100点。前回のCROSSミニアルバムに入ったflamencoもそうだったが、彼は本当に楽しませる方法、面白くする方法を知ってる人だなとこの自作のソロ曲から改めて感じる。
▼初披露だったMMA。(セレナーデは1:39~)
09 : EMPTY (4ver.)
エモーショナルなギターリーフとキャッチーなサビ、フックが独創的でエモーショナルなギターリーフを主軸とした独特なボーカルインパクトが印象的。別れの後の空虚感を夢幻的に表現したRAPボーカルジャンルのナンバー。
2014S/S収録曲。当時のアルバムのタイトル曲で、作詞には元iKONのリーダーB.Iと、メンバーのBOBBY、そしてWINNERのMINO。知っている人は知っているWINNERのデビュー曲で代表曲の1つ。韓国の男性アイドル界最短の音楽番組1位受賞記録保持曲。ファンとしてこれまで様々なところで聞いてきたが、個人的には公式DVDとかのBGMとして使われるときのインストver.としての印象も強くて、そのバージョンも大好き。走り出しから絶品すぎる。
10 : DON'T FLIRT (4ver.)
独特なリズムのレゲエジャンルが面白さをそそる。キャッチーなメロディーとウィットな歌詞の表現が目立つ曲だ。
2014S/S収録曲。当時のアルバムでは3番目の収録曲だったが、音楽番組での歌唱もあったことやインパクトの強い曲名と歌詞、耳に残るサウンドでかなり知名度高めな1曲。(私も韓国行ってから出会った人の中にキプリジマ(この曲の韓国語タイトル)知ってる人結構多くてビックリした)
11 : COLOR RING (4ver.)
去って行った恋人の声の代わりに鳴るカラーリングに切ない恋しさ・懐かしさを表現した曲。ギターリーフとキャッチーなフックが耳から離れないPOPバラードナンバー。
2014S/S収録曲。当時のアルバムでは2番目のトラックに収録され、EMPTYと並んでダブルタイトル曲となった。(MVあり)個人的にはすごくすごく好きだった曲。リリースから同じアルバムばっかり聴き続けた上に、6年経った今でも、なんとなくたまに聞いた時にすごく落ち着いて、心地良い曲。韓国語ver日本語ver共に。ピアノのサウンドで入ってアコギが続き、スローテンポながらボーカルラップ共にいい感じに盛り上がりながら穏やかに流れていく曲。大人な曲。私的、隠れた超オススメ曲。
12 : DIFFERENT (4ver.)
甘いギターリーフが目立つPOP/RAPナンバー。メンバーたちの訴えかけの濃厚なボイスと感性で完成度をあげた曲。
2014S/S収録曲。ライブではエモーショナルなパフォーマンスを見せてくれる1曲。ゆったりスローでありながらもその声量と迫力で届けるように歌い上げる曲。私の韓国人の友達は別にWINNERのファンではないけど、彼女曰くとにかくこの曲が良くて仕方ないと。WINNERの歌詞って私が思うに下から下からというか、純粋な歌詞が多くて、失恋系ナンバーになれば"僕が悪かった" "僕のせいだ"だとか、恋愛幸せ系ナンバーになれば"僕に君だなんて贅沢すぎる" "君の好きなところ?数え切れないよ!"だとか。強気!!オレ様!!みたいなのって少なくて、この曲も"僕って君が思ってるようないい男じゃないよ、傷付けちゃうかもよ.."っていう曲なのだ、(WINNERの日本語版はかなり原曲の翻訳そのままに近い歌詞が多いものの)特に韓国語の歌詞の方がそれが強く出ていて。韓国語始めて3年の非ネイティブにはまた直に歌詞を受け取るほどの能力がないのでなんとも言い切れないが、1つ1つ聞こえるぐらいのリズムで刻んでいく感じが多分すごくいいんだと思う。
最後に
ふぅ。。今回も案の定長くなってしまった。このアルバムを一旦最後に、完全体での活動はしばらくおやすみに。すごくいい作品をたくさん残してくれて、ジヌくんは既に入隊してしまったものの入隊前に撮影していた分のコンテンツの公開がまだ残っていたり、今日も3人でラジオ出演していた。(ユンはジヌくんのクッション抱えて出勤して、ラジオの本番中もカメラに見える位置の椅子にクッション座らせてたけどどんだけ好きなんてwwww 仲良しでよろしい😂😂)
このRememberでたくさん思い出作って、ジヌくんにも可能な限り共有しながら、WINNERと、今までたくさんお世話になりながら一緒に走ってきたteamWINNER(スタッフ)の皆さんにとって、楽しく意義深い活動になることを日本からイチファンとして、心から祈っています✨
ここまで読んでくれた方は検索か何かでヒットして読みにきてくれたインクル(インソ)の方でしょうか、まとまりのない拙い長文をお読みいただきありがとうございました💙💙💙💙 ↓最後に宣伝。
WINNERのマガジン、少しずつ作っています。もしよかったらこちらもどうぞ^-^