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双極性障害の私が司法試験に合格する話(258)金髪にする。
今美容室にいる。
1年ぶりの美容室。本当は、司法試験に合格するまで、髪を切らない、美容室に行かないと決めていた。だけどだけど。我慢できなかった。一度、切りたい!って気持ちになったら、もうその気持ちが止められなくなって、頭の中にずっと充満する。だからもう、願いを叶えてあげることにした。それで先日、自分でロングの髪をボブまで切ったのだけれど。そこからまた、新しい願望が出てきた。
金髪にしたい。
仕事をしていない今しかできないんじゃないか。司法試験に合格したらもうできないんじゃないか。今なんじゃないか。
また充満する。だけど、ほぼニートの分際で、髪を染めるなんて贅沢、だめだと、数日我慢した。だけどもう我慢できなくなった。
今、ブリーチを待っている時間。やっちゃった。すでに黒髪はどこかへ行った。気分が高揚する。
別に誰に会うわけでもない。誰かにアピールする用事もない。それに、日本人なのだから、黒髪が似合うに決まってるし、持って生まれた髪色を変えるなんて、メイクさえも嫌う、ナチュラル思考の自分には合わない。なのに、金髪にしたい。この衝動はなんだろう。わからない。
変わりたい。
そんな気持ちから来るのかな?とも思う。司法試験に合格して、変わりたい。だけどそう簡単には行かないから、ぱっと変わる金髪に気持ちが傾いてしまってるのかもしれない。情けない。でも、金髪にしたい。
一回願いを叶えてしまった方がいい気がして、美容室にきた。
どうな完成形になるのか楽しみすぎる。これで勉強が捗るなら、いいじゃないか。一つも勉強の邪魔じゃない。待ってる間も問題解いてるんだし。なんて、自分に言い聞かせたりしてる。