双極性障害の私が司法試験に合格する話(448)かっこよくなりたい。

自分がかっこいいと思える自分でありたい。

私がかっこいいと思う人は、
自然体で、頭がよくて、キラキラしてる。
そんな風になりたい。

いつも何かに怒ってて、焦っていて、誰かをうらやむ、
そんな生き方はしたくない。

でも今の私は焦っているし、すぐに誰かをうらやんでいる。

まだまだ、かっこいい人になるには道のりは遠い。

「司法試験?なんで?」

仕事を再開させ、多くの人とかかわるようになって、
よく聞かれるようになった。
ただ、自分のかっこよさを追求したいだけ。
資格が欲しいとか、いい仕事につきたいとかじゃない。
私にとって、司法試験は、憧れのブランドみたいなものだ。

いつか、ハリーウィストンの指輪を付けたいとか、
ロレックスの時計が欲しいとか、
バーキンを持ちたいとか、
そういうのに似ている。

でもそれは自然体じゃない、という人もいる。

違う。
素敵なブランドを身につけても、
その人の光を失わないかっこいい大人を私は見てきた。
ブランドを身につけても、
ブランドに負けない人間であればいい。

だから私は、
司法試験合格というブランドを身につけたいが、
それを身につけても、
負けないかっこよさも併せ持たないといけないことになる。

ロレックスは、お金を出せば買える。
でも、司法試験はそうじゃない。
だから私は、そういうものほど余計に欲しくなる。

かっこいい自分でありたいっていう欲求は、
私が生きる上での大事な基本なんだと思う。

かっこいい人を見て、
あんな人になりたいなと、
いつも生きるエネルギーをもらってきた。
その気持ちがなくなったら、
私は死んだも同然。

自分のかっこよさを、追求する。

それが、私の死なない方法なんだと思う。

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