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双極性障害の私が司法試験に合格する話(30)具合悪いの上等。
「気持ちよく生きよう」ってことがそもそも私にはあってないのかもしれない。
最高に気持ちいい瞬間は、いわゆる、双極性障害の躁状態で、それは、今の医学では、異常で、薬を飲んで落ち着かせることなんだから。
毎日どこかしら具合悪くて、痛くて、気持ち悪くて、引きずって歩くような感じで。それがもし、全部良くなってしまったら、すぐに天狗になる私、天狗の王様になって、世界一巨大な鼻で世界を破壊するだろうから。この具合の悪さは、必要なものなんだと思ってみたりする。
だから、司法試験なんて困難にわざわざ立ち向かわなくてもと思ったりもする自分もいるのだけど。困難に立ち向かって、苦しい状況に置かれるのは自分に必要な事。だけど、司法試験に受かるのを困難だと思っているのは今だけ、自分だけで、それを軽々乗り越える人はいる。その先の困難を感じに行きたいんだから、今ここで折れるわけにはいかない。