ベルナデッタというキャラクター@ファイアーエムブレム風花雪月無双
ファイアーエムブレムという、シリーズのゲームがある。
どんなゲームかは以前、かい摘んで書いたことがあるのですが、
この、風花雪月で無双シリーズとコラボされたゲームがあります。
無双シリーズはアクションゲームで、私はアクションゲームがとっても苦手。
そもそもファイアーエムブレムのどこが好きなのかと聞かれたら、じっくり戦略を練れるシュミレーションRPGなところ、と答えるほどのどんくささですよ(*´ω`*)
これはとても手が出せないなと思い、念の為体験版をしてみたけれど、何がなんだかわからないうちになんとなく話が進んでる始末。
あんまり楽しめないと思っていましたが、アクションゲームが好きな弟に指南してもらい、二人プレイさせてもらいました。
ひとりは必ず主人公を操作するのですが、もう一人はその他のキャラクターから選べます。私はもちろんベルちゃん一択です。
遊んでみたら、無双のストーリーは完全に風花雪月のパラレルワールドでした。
ネタバレはげしく(笑)
そして実はこちらがトゥルーエンドなのではとおもうようなあれやこれや(✽ ゚д゚ ✽)
そんな中でも、ベルナデッタは安定の前のめり系引き籠もりでした。
人との交流が苦手と言う割に、ベルナデッタはかなり攻めた会話を展開します。
「やるな」と言われれば「やってやりますとも!」
「ここに居たのか」と言われれば「居るだけで迷惑ですよねそうですよねもう帰りますぅぅぅ!」
と、風花雪月でみせた強気な会話は、無双シリーズでも健在でした。
戦闘勝利した際のセリフは
「安心して引きこもるためにベルは勝ぁぁぁつ!」
引きこもるために敵陣に突撃して蹴散らすとか、もう矛盾すぎて笑いしか込み上げてきません。
私はベルナデッタが大好きで大好きで、本篇ではベルナデッタの支援会話を全部集めました。
この頓狂な子のなにがこんなに好きなのかと思っていたのですが、1つ気がついたことがありました。
そもそも、ベルナデッタが引き篭もりになった原因は両親のスパルタ教育にあります。
ベルナデッタはヴァーリ家という、インデッハの紋章を受け継いだ帝国貴族の家柄です。紋章持ちの女性であるベルナデッタは一人娘で、身元のしっかりとした男性を婿に迎えて家を継ぐことを強要されています。
ベルナデッタの父親は、娘をどこに出しても恥ずかしくない淑女に育てようと、食事のマナーを叩き込むため椅子に縛り付けるなど、現代なら虐待と非難されるようなスパルタ教育を施します。
はじめは父親の要求に健気に応えようとしたベルナデッタですが、とうとう心がポッキリと折れてしまい、部屋に引き篭もるようになります。いわゆるパニック症状を起こしてしまうほど親からの教育が辛かったとのこと。
そんなベルが、部屋に引きこもって何をして居るのかと言えば、お裁縫をしたりお花を育てたり絵を描いたり物語を執筆したり。
自分の好きなことを思い切りやっているのです。
はじめは、そんなベルを自分自身に重ねて好ましく思って居るのかな、と考えましたがふと気がつきました。
ベルナデッタは、私の母に重なるのです。
父親に勝手に結婚相手を決められた私の母は、人見知りで基本的には家の中で花を育てたり手芸や裁縫をしたりして過ごしていました。
普段はとても大人しいのに、プチっと切れるといきなり憤慨しだします。
天真爛漫で、何かあるとキャアキャア騒いだりもしていました。
ベルナデッタを見て感じるなんとも言えない愛着の正体は、どうも母に重なってしまうから。
試しに弟に、
「ベルって誰かに似てると思わない?」
と聞いてみたら、ニヤリと笑って
「お母さんじゃない?」
と。
どうやら弟も同じことを思っていたようです(笑)
無双では、風花雪月では仲間に出来なかったロドリグやモニカも仲間になります。
ひっそりロドリグ好きな私は歓喜です。ロドリグ、イケオジ過ぎやしませんか!
個性的なキャラクターが沢山出てくるこのゲーム、もしもお気に入りのキャラクターが居るとしたら。
もしかしたら、そのキャラはあなたの大好きな誰かにとても似て居るのかもしれませんよ。