ヨロコビをもう一度!
自粛が解除されても、エンタメは半殺しにあってる気がする・・そんな中でもがき前へ進んでいく第一歩を出した気がした。
S.I.P.H VR THEATER 始動!
本当ならシアター公演「S.I.P.H THEATER」が6月20日・21日に行われるはずでした。
しかしながら、この状況下でリハーサルもままならず、結果延期という判断を下さざるおえませんでした。ちょうど5月の初め。自粛が延長された頃です。
3月頃から多くの公演、イベント、エンタメに関わるありとあらゆるものが中止・延期・休業と自粛を余儀なくされて、八方塞がりみたいになってました。
それでも、エンタメ界で生きていくならなんとかしなければ。
そんな中で『 S.I.P.H VR THEATER』は生まれました。
S.I.P.H VR THEATERって?
劇場での公演を行うことも、観ることも出来ない今の状況下で、日本を代表するショーカンパニーS.I.P.Hがお届けする初のオンライン公演です。
新たなエンターテインメント作品の誕生。
チケット購入特典のVRキットが手持ちのスマホをVR風に変え、配信だからこそ出来る新たな演出によって、通常の配信以上の没入感を味わえます。
配信専用で作るので、勿論無観客です。
日本のどこに住んでいても、観ることが出来る。
our DREAM・・
キャストが演じる個性豊かな主人公達が、様々な世界で、隔離された場所で、それぞれの夢に向かって歩みだすといった、今の状況下に合うストーリーのミュージカル。パフォーマー達それぞれの特技など個性が光るシーンと歌で共鳴し合うシーンなど、見所満載です。
コレオグラファーとして
出来るだけ集合する回数を減らし、出演者のセルフプロデュースを組み合わせて構成されていて、芝居のリハは、殆どZoomなどのリモートです。
私は、その中で全員集合の部分の振付をさせていただきました。
ソーシャルディスタンスが叫ばれる中で、どうしても全員で踊るとなると、短時間でもフォーメーションによっては密集させざる終えなかったり・・最初はとても悩みました。ご覧になった方たちは、どう思われるのだろう・・と。結局、配信後にソーシャルディスタンスのことは触れられることはなく、取り越し苦労におわったんですが。
また、配信用に作るということが、私自身初めてだったので、一台のカメラが捉えた映像がお客様の元へ配信されるため、出演者の目線、出演者自体の立ち位置、何を見せたいのかなどにも苦労しました。アングルによって、見せたい全体像が死んでしまったり、カメラアングルだからこそ叶う見せ方があったり。
今の時期だからこそ、配信だからこそ気づけたことが色々ありました。
リハーサルもなかなか大変!
6月20日に行われた方のリハは、6月4日に始まりました。自粛宣言が解除されて2週間ほどでしょうか。自粛中、家にずっといることは、そこまで気にはならなかったのですが、やはり、メンバーと会うととても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。リハ中は、マスクをしたまま、皆で酸欠になりそうになりながら、行いました。換気はしていても、やはりマスクをしたまま激しい動きは苦しい・・・
私自身、一人暮らしのため、家にいると電話などをしない限り、殆ど声を発していませんでした。そしたら、リハが始まって間もない間は、声がまともに出なくなっていました。
集合するリハの回数を出来る限り減らしているため、皆が集合するというその日にやらなければならないことは盛りだくさん。でも、大変なはずなんですが、皆どことなく楽しそう、嬉しそうでした。
今のような状況になるまで、何度もショーを行ってきていて、忘れがちになっていた「出来るヨロコビ」を改めて実感しました。
仲間で一つのものを作り上げることがどれだけ貴重なことなのか。どれだけそれぞれの気持ちを前向きにさせるか。1人じゃないって思えることがどれだけ幸せなことか。そんなことを強く感じました。
是非ご覧ください!!
今また、7月17日に行われる第2弾のリハが始まっています。
初めてご覧になる方は勿論、6月20日の公演をご覧になった方も楽しめる内容となってます。笑いあり、涙あり・・最近は、オンラインで体を動かすことも流行ってますが、7月17日はオンラインで心を動かしましょう。
チケットをご購入なさる場合は、コメント記入欄があるので、そちらに
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■チケット購入時のメッセージ記入欄■
・氏名
・連絡先
・郵便番号
・住所
・応援したいキャスト1名(いる場合)
※上記チケット購入時に記入をお願いします。
個人情報について(https://s-i-p-h.tokyo/privacy/)
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上記内容をご記入ください!販売ページは一番下に載せてます。
最後に
感染者が最近再び増えてきていることもあり、不安は絶えません。
どんなに気を付けていても、いつどこに見えない敵が迫っているかわかりませんから。チケットを購入してくださるお客様の中に、たまにメッセージを残してくださる方がいます。出演者への激励や行動を起こしていることへの激励、もちろんチケットを購入して観てくださるだけでもありがたいことですが、そこに添えられた言葉にとても元気付けられます。
今この時に携われてよかったと。
まだまだ先はグレーだけれど、希望を持って頑張っていこうと。
そして、「our DREAM - アワー・ドリーム」(私たちの夢)は続いていきます。