4歳息子、森のようちえんに通い始める!
先週から長男が森のようちえんへ通い始めた。
しばらく慣らし保育、ということで私も次男も一緒に参加させてもらっている。
ほどよい距離感を模索しつつ、一緒にたのしむ日々。
帰りの会で、「今日たのしかったことを話したいひと〜?」の問い。
はーい、と手を挙げた人が順繰り話し出す。
数人話した後に、控えめに手を挙げた息子。
お当番のお兄さんにさしてもらうと、
「木登りしたこと!」
ためらいもなくそう話した。
ちょっと涙が出そうになった。
お兄さんお姉さんたちがひょいひょいと登っていく。
1人の子が「みててねー!」と私に声をかけて、ぐいぐい登る。
ずいぶん高く登ったところで「おーい!」とこちらに向かって呼びかける。
隣でその姿をじっと見ていた息子。
前回も、前々回も、木登りする子の姿をじーっとじーっと見つめつつ、自分から木に近寄ることはなかった。
でも、今日、木のそばに誰も人がいなくなったタイミングで、自分から木の方へ。
足が届かないと察したらしく、そばにあった丸太をいそいそと転がしてきて、それを踏み台にしてなんとかかんとか木の幹に足をかける。
一段のぼる!
超真剣な顔!
降りようとした時、ずるり、と股の間を引っ掛け、うずくまる幹太
いつもの彼だったら泣いてるであろうシーン。
でも、えへへと照れ隠し。
痛みより、登って降りられた喜びだったんだなぁ。
静かなる達成感。
お兄ちゃんと比べたら4段も5段も高さは低いけど、そんなことは彼にとって
比べる必要など、まるでないよなぁ。
自分の怖さと向き合って、やってみたくなったんだ。
「怖いけど、この人と一緒なら怖くない。
カテゴリーを超えてフュージョンする」
先日の森のようちえんフォーラムで聞いた、宮台真司さんの言葉が痺れる。
そして帰りの会で、手を挙げた息子。
話したい、と思えるのは、受け止めてもらえる、という安心感があるから。
ありがとうありがとう。