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森のようちえん全国交流フォーラムn埼玉

11月の頭、森のようちえん全国交流フォーラムn埼玉に参加。

母になってから初めて、1人きりで3日間の外泊!!
6年前、はじめて参加したフォーラムin東京。
ドキドキしながら1日だけの日帰り、唯一選んだ浅井智子さんの分科会へ。
あれから6年。
あまり前進できていない、自分の現在地とこれからが見えない感覚だった、ここ2年ほど。
今年、フォーラムin岐阜以来5年ぶりに同じく1人で参加。
でも今回は、会場のあちこちに、会いたかった人、久しぶりの思わぬ再会ができた人。
月に1回オンラインセミナーで顔を合わせている師匠、仲間たちに対面で会えた喜び。
亀のような歩みだけど、まぁいいか!
そしてきっと、これからに繋がっていく。
そんなふうに思えた!
埼玉、東京、大分、山口。
幼稚園、常設プレイパーク、森のようちえん、認可保育園。
土地も職場も右往左往、あっちへこっちへ。
彷徨っているようで、ぜんぶぜーんぶ数珠繋ぎ。

今回選んだ分科会。
◆横浜 青空保育ぺんぺんぐさ、土井三恵子さん
『コミュニティづくりとしての森のようちえん〜大人たち、地域、自然とのつながりのなかでの「育ち」』
・出来る人が出来ることを出来る範囲で。
・時を超えたお互い様
・人間だけが快の感情に共感できる。
・正当的周辺参加 子が育つ、子を育てることも同じ。
・感動するから気づきがある!

◆静岡 野外保育ゆたか、京井麻由さん
『このままじゃやばい!こども施策と不寛容な社会に何とか希望を見出す対話の時間』
・制度が整えば整うほど、子育ての喜びから離されていく矛盾
・そもそも個人の問題じゃない
・安心がすべてのキーワード

◆岩手 三陸駒舎の黍原豊さん
『おうち自然学校』
・遠くの森に出掛けて行かなくとも、暮らしの中でできること
・くくりを付けることで浮き上がってくる。
・自覚することで、なんだ既にやっていたんだ!と思える。
・ちょっと地域に開いていく

◆奈良 ウィズ・ナチュラ 岡本麻由子さん×中本千尋さん
『子どもとフォルケホイスコーレ』
・子ども、保護者、保育者にとってのウェルビーイング保育を
・やり方より在り方。自然の中で不自然保育をしていたら意味がない
・誰かと共に生きている感覚、一人で感じていても深まらない


どの分科会のなかでも
コミュニティ、暮らしの中で、対話、つながり、育ち合う、そんなことへの興味関心アンテナが反応している。

哲学者の内山節さんの基調講演
そして宮台真司さんの特別講演も、ぐるぐると頭を揺さぶる!

黍原豊さんの「おうち自然学校」というキーワード
どこか遠くの大自然へ出掛けていかなくとも、日常の暮らしのなかにある、自然。
そうそう、そうだ。
雄大な山暮らし、海の近い町暮らし、やっと豊かな自然のそばで暮らせていたのに…手放してしまったなぁ、この平坦な埼玉で、出来ること、あるんか、と少々の不服感さえあった(笑)

でも、私のアイデンティティはここだ。
日常にある、自然と。
遊ぶと、暮らすと、生きると
ぜーんぶぜんぶ地続きで繋がっている。
ぷくりぷくりと湧き上がってくる、おもしろい!とかなんでなんで?とか、ちいさなちいさな引っかかりを面白がることが面白くてたまらない。
子どもと一緒だから、100倍面白い!

週末のサウナではいけない。
消費にとどまらないことが大事。

幼い命とともにあることは
早くて、
便利で、
快適な、
とは真逆の世界だよなぁ。

その不安定さこそが面白い、
そんな世界線がおもしろくってしかたない。
もっともっと、みんなで分かち合いたい。

みーんなでやわらかく育ちあえる世界をつくっていきたいなぁ。


3日間の旅を終えて玄関を開けて、ちょっとはにかみつつも、とろけるような表情の長男の顔に思わずほろり。
留守を預かってくれた家族よ、ありがとう!


とってもとっても有意義な時間となりました。
という、母ちゃん外泊の備忘録でした。


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