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2019年よく聴いた曲たち

2019年リリースでよく聴いた曲を自分の記録がてら紹介します。
今年は気になるアルバムをApple Musicでとりあえずダウンロードして、気に入ったらプレイリストに入れてそればかり聴いてるって感じでした。アルバム単位でちゃんと聴いたものが少なくて自分でも悲しいですが、好きな曲は意識的にプレイリストを入れ替えない限りずーっと飽きずに聴いてたな。

そんなわけで、単純によく聴いた曲を順不同に挙げていきます。

1. lyrical school 『BE KIND REWIND』

いきなりアルバムですが、、Apple Musicで自動生成された2019の再生回数ランキング、見事に13位までこのアルバムだったのです。(skitのトラック1曲だけ入ってなかったけど時間が短いからカウントされてないのかな)

HIPHOPアイドルユニットのリリスクことlyrical schoolは気づけば6年くらい好きなのですが、今が一番好きです。これってすごいことじゃないですか?メンバーが魅力的で曲がかっこいいというのが一番ですが、プロデューサーをはじめ関わるスタッフが物づくりが大好きな人達だと伝わってくるところも長く応援できる大きな理由です。

そんなわけで、アルバムのクオリティも毎回高くて信頼が置けるのですが、今回は「最高傑作なのでまずこれを聴いてください!」と胸を張って言える仕上がり。良い曲ばかりだし、映画をコンセプトにしていて統一感がありながらバラエティ豊かだし、ミシェル・ゴンドリーから引用したタイトルもお洒落。そして曲順まで良い!既発曲も飛ばさずに何周もできてしまう感覚は久々でした。

特に好きなのは『YOUNG LOVE』。ラップって青春のエモい詞とすっごく相性が良いですね。11行に渡って歌われる長電話の描写が大好き…

いつもくれた連絡 連夜 長い電話
いつもやたら滅多 二人旅を計画
アメリカ アジアエリア 北京 ベルリン ダブリン リベリア
上野発の夜行列車(どこだってすぐ行けるさ)
「そのうち」「年内」「来年」って話しても 行ってはないね
でもどうでもいいって!ハナから大事な
ひととき残れば my brainに

2. サカナクション 『忘れられないの』

2019ベストCMかもしれない。MVが話題になってましたが、私はこのCMで聴いた第一印象が強いです。春の爽やかさと切なさと、洗練とユーモアと。映像と音とコンセプトががっちり噛み合っていて素晴らしい。5年ぶりのアルバムはオリジナルアルバムと呼ぶにはうーん…という感じでしたが、これは何度も聴きました。

夢みたいなこの日を
千年に一回ぐらいの日を
永遠にしたいこの日々を
そう今も想ってるよ

優しいシンプルな言葉も、余白を残して音に乗せることでこんなに美しく響くんだなぁ。

3. ザ・おめでたズ 『元旦インダハウス』

久々にハマったバンド!「日本を祝うラップバンド」ということで、祝日や記念日を題材にラップしている5MC1DJのハッピーなグループ。富山大学の芸術学部で出会って結成されたらしく、自分たちでグッズやMVを手がけるなど、リリスクに近い物づくりへの姿勢がとっても好み。私の地元が富山なので、富山からこんな素敵なバンドが出てきたというのが誇らしいです。

この曲で知って気になって、他の曲も良くて、ライブも楽しくてどんどん好きになってます。2020年本格的に推していきたいのでもっと東京でライブしてほしい…!都会的なトラックと友達同士のノリで考えていそうな楽しいラップ、ボーカルTOMOROくんの歌唱力のコントラストがクセになります。

4. the chef cooks me 『Feeling』

the chef cooks meといえば回転体(2013年)ヒットしたよね〜という方に、最近のchefもすごくいいよ…!と教えてあげたい。メンバーが変わったり苦労したみたいですが、今年出たアルバム『Feeling』ではその状況も味方につけて新しい洗練されたサウンドになっているのが嬉しくなります。6年経った分、大人のバンドに進化している。

中でも好きなのは『Salad Dayz(feat.YeYe)』。綺麗なメロディにYeYeの声がぴったりで、そこに絡むドラムとギターが色っぽい。ずーっと聴いていられます。

5. Anderson .Paak 『Make It Better(feat.Smokey Robinson)』

これは気づいたらめちゃくちゃ再生していた。音楽的にどうなのかは分からないけど、50年前から親しまれている曲のような風格で身体にすっと入ってくる、お味噌汁みたいな曲(これ昔から知ってる曲のカバーだっけ…?と調べてしまった)。50年後に聴いても好きだと思う。

6. ノンブラリ 『美しい日々』

タイトルの通り日常の美しさを歌った曲で、これを聴きながら歩くと通勤もちょっと幸せに感じます。編曲もシンプルだけど心地良いギターの音が曲にぴったり。

7. 優河 『June』

声が色っぽくて包容力があって好き。今調べたら1992年生まれらしくてびっくり…!大物感。

8. JABBA DA FOOTBALL CLUB 『きみは最高』

ハッピーなウェディングソング!フィロソフィーのダンスの日向ハルちゃんがコーラスやってる感じが素敵なのでMVで。

大好きなChance The Rapperの『Finish Line』みたいなHIPHOP×ゴルペル曲。ウェディングソングでやるの成功が約束されすぎてる…!サビが”きみは最高 きみは最高 最高超えた新しい最高” って語彙力なさすぎなのだけど、結婚するならこれくらいストレートに100%肯定されたいでしょ。

9. 香取慎吾 『10%』

10月1日0時、消費税が10%に変わり、暗澹たる気持ちになっていたところで突如リリースされた曲。改元をネタにリリースしたアーティストは何組かいたけど、増税にタイミングを合わせたリリースって彼だけじゃない? 下がっていた気持ちを押し上げてくれる彼は本物のアイドルだと思いました。

そしてネタ曲と思わせて、リズムを重視した海外っぽいサウンドのダンス曲。彼のパワフルで華のある歌声とも非常に相性が良くて、SMAP時代の数々のソロ曲と比べても一番魅力が出ているのでは!?と思いました。音楽好きでプロデュース能力の高い彼のソロ活動は素直に楽しみです。

10. 中村佳穂 『LINDY』

中村佳穂さんは昨年のアルバム『AINOU』がすごかったですが、今年もすごい。今年は初めてライブを観られて、音楽とこんなに遊べる人がいるのかと衝撃を受けました。

そしてこの曲も衝撃作。BPMの速いクールな曲の途中で突然始まる祭囃子と謎のフレーズ。それを起点に更に展開してピークを迎える曲。なぜこんなことになったのか、これで行こうと考えたのか、全く分からないけれど癖になって何度も聴いてしまいました。天才の仕事。


あとは新しい方だとkiki vivi lilyとall about paradiseが好きになってたくさん聴きました。ライブに行ってみたい。KIRINJIのアルバムも良かったなぁ。来年はnote書きたいな。。

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