私が祝福されなかった訳
仲の良い友達が
28歳までに結婚すると
言っていたことを
突然思い出した。
彼女は27歳で
本当に結婚した。
今では
2児の母
好きな人と
結婚して
産休育休もとり、
仕事も続けている。
今も幸せそうだ。
本当はどうかなんて
誰にも分からないけど・・・。
祝福されなかった訳
私が結婚退職することを
上司の口から
報告した日
職員室が
静寂に包まれた・・・
おい!
「おめでとう!」は
ないのか!!
みんな!
大人になろうぜ!!
そう思った。
私が結婚したのは40歳
厳密に言うと、
41歳の誕生日に籍を入れた。
みんな
私が結婚するなんて
結婚するつもりがあったなんて
考えていなかったんだろうね。
若いころから
なかなか人を好きにならなかった。
恋愛を楽しむ?
恋愛って楽しむものなの?
とか思っていたんだから
仕方ない。
次は、
イケメン男子に生まれ変わって
私みたいな
イケていない女子と
結婚して
子沢山パパになってやる!
そう思った。
結婚への流れ
2月:不意に「結婚する!」と決意
3月:結婚相手を探す
4月:結婚を決める
5月:両家に挨拶
6月:両家の食事会
7月:入籍
8月:挙式
結婚する前の年の秋
大学院へ戻って学び直すか否か
上司から打診があった
それも悪くないか・・・
一生仕事していくなら
もう少し引き出しを多くした方がいい
エネルギー補給のために
学び直そう
実際、
そうするつもりでいた
でも、
何だか心のモヤは晴れなかった
そんな状態で
夫に出会って
結婚が決まり、
同時に退職も決まった。
籍を入れてからも
別居婚で
仕事は続けていた
退職というゴールに向かって
毎日が流れるようだった。
いつの間にか
心のモヤは消えていた。
でも、
多分、
ここからが
スタートだったんだと思う。
そんなもんさ!
よし!結婚するぞ!
と決めてから
数か月で
本当に結婚した。
憧れだった母にはなれず、
産休育休の
恩恵からももれた・・・
結婚祝い金も
前年度に
打ち切りになっていた・・・
そんなもんだ!!
今日、私の仕事では
寿退職する人は滅多にいない
そんな中
結婚退職する私は
超レアな存在だった
報告から数か月後
「結婚、おめでとう!!!」
「もっと一緒に仕事したかったよ。」
「ちゃんと、『おめでとう』が言えなくて
ごめんね。寂しくてさ・・・」
「ある意味羨ましいよ。」
「どんな仕事でもやれるよ。」
「複雑な気持ちだよ。でも『おめでとう』」
そんな言葉をいただいた。
十分すぎると思う。
仕事への未練はあるかって?(笑)
それ、聞きますか?