強い存在感を放つもの

三大香木

三大香木ってご存じですか？

秋の金木犀（キンモクセイ）
春の沈丁花（ジンチョウゲ）
夏の梔子（クチナシ）

これら香りの強い樹木のことをいいます。

秋深まり金木犀

近くで金木犀が盛りなのを
知ったのは
やはり、その強い香りによるもの。

ベランダに立つ度にも
買い物のとき
そのそばを通るごとに
甘いいい香りが漂う

花は可憐で小さくとも
独特の存在感を放つ

オレンジ色の金木犀は
強い甘い香りが特徴

そしてその香りを嗅ぐと
子どもの頃
金木犀の垣根のそばで
遊んだ懐かしい記憶が
蘇る

香りって記憶と強く
結びついているらしい

＜金木犀の花言葉＞
・謙虚・謙遜
・気高い人
・真実
・誘惑・陶酔

初春の沈丁花（ジンチョウゲ）

金木犀の花の香りを感じる秋
私は
春早い時期に咲く
沈丁花（じんちょうげ）のことを
真っ先に思い起こすのです。

白や薄いピンクの可憐な花
花色こそ違いますが
金木犀に近い
その小さく儚げな姿から放つ
強い香りは
爽やかな甘さを
運んでくれる

この香りを嗅ぐと
春の訪れを感じ
心が湧きたちます。

沈丁花の花言葉
・栄光
・不滅・不死
・永遠

初夏の梔子（クチナシ）

梅雨の頃
雨にまでその香りを
染み込ませて
私に届く甘めの強い香

沈丁花や金木犀とは
うってかわって
大ぶりの白い花

秋には結実して
オレンジの実をつけます。

食紅として
栗きんとんやたくあんの
黄色の色付けに使いますよね。

私の誕生花で
母が実家の庭に植えていました。

夏にくちなしの花の香りを嗅ぐと
母と一緒に作業したことを
思い出します。

部屋で一緒に刺繍したことも・・・
口数の少ない母が
「上手ね」って
褒めてくれたことも・・・

梔子の花言葉
・とても幸せです
・優雅・洗練