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心臓カテーテルアブレーション手術②

 発作性上室性頻拍。
 一般的には放置していても全く問題ない、良性の不整脈。それでも手術に至ったのは、その頻度と時間の長さにありました。

 循環器内科で不整脈と診断され、心臓のエコーを取るから、一旦帰って昼過ぎにまた来てくださいと言われ帰宅。
 子供を預けていた実家(自宅の隣)へ行き、不整脈を両親に報告。すると両親の表情が明らかに曇ってゆく。それとは相反して、いつも通りふざけまくる子供たち。
 そのおふざけが、今は温かく感じる。

 土曜出勤の主人にはLINEで報告。
 すぐに「大丈夫か?」というLINEスタンプ。「大丈夫」のスタンプを返してからキッチンを片付け、洗濯物を干し、いつも通りの兄弟喧嘩をなだめてからお昼過ぎに再度受診。
 そして先生から「あれ、まだ頻脈治ってないの?」と驚いた声。
 そうなんです。今回本当に長いんです。私も参っていました。
 不整脈のまま心臓エコー。こちらはしっかり元気で問題なし!(記事のバナー画像がそれです)
 月曜に再度受診してくださいと言われ、頻脈の薬をいただいて帰宅しました。しかしこの薬、服用と同時に血圧が少し下がるということで、帰宅後に血圧を測ると…上が103。
 朝の血圧159はどこへやら。いつもの血圧に戻っていたため、薬は飲めませんでした。結局不整脈が落ち着いたのは夜8時頃。剣道教室の稽古始めもお休みさせてもらいました。

 そして月曜の診察で「結局、何時頃落ち着いた?」と聞かれ夜8時頃ですと答えると「長いなぁ」と先生の声のトーンが落ちました。
「21時間くらいでしょ?単純に21時間、体は走りっぱなしってことなんだよ」
 なるほど。だからあんなに喋るのも辛くなるのね。納得。

「…心不全の原因になってもいけないから、手術した方がいいけど…。入院できそう?」
 この時の私は、首を横にふりました。
 子供たちは実家に預ければ何とかなるけど、問題は剣道教室の保護者会長。これが本当にけっこう大変なお仕事で、誰かに代わりを頼んですぐ代われるようなモンではないんです。

 カテーテル手術なので3~4日で退院できるから、その間くらい副会長にお願いする事はできますが、手術日が自分で選べる訳ではないし、教室の大きな行事に重なったら大変なので。

 2024年6月には次年度の会長さんに引き継ぐので、それ以降であればと返事をしました。けれど家族からの説得もあり、早めに手術する事を決意。

 教室も本当に大変な時期でしたが、次年度の会長さんが「いつでも代わるよ!」と心強い申し出をしてくださいました。これは本当に有り難かったです。

③へ続きます。

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