通訳が必要な会話
社内用語
会社ごとに独自のワードやフレーズが用いられることがあります。
一般的なワードをもじったり、造語になっていたりと形は様々ですが、普段から自然と使っているため、それが「社内用語」であることを忘れてしまいがちです。
これはその組織への所属年数や年齢によらず、見られます。
専門用語
専門用語というと、一般的になじみのない技術や製品に関するものと思われがちですが、セールスやマーケティングでもカタカナ語が多用されており、中には特殊な言葉もあります。
気づくためのヒント
普段何気なく使っていると、自分の話の中に社内用語や専門用語がどれだけ含まれているかを意識することはありません。
と言って、そのままメディアのインタビューを受けると、同席している広報担当者も都度補足したり、言い換えよう促したりすることもできないので、会話がスムーズに進まずにインタビューをする側も受ける側もフラストレーションが溜まります。
そんな時は「〜ということですか?」という質問に注意しましょう。
記者の認識の通りであれば「そのとおり」と肯定して先に進めばよく、もし認識が間違っていたら表現を変えて説明することを心がけると相手は理解しやすくなります。
記者も間違った情報を報道したくはないので、誤解のないように確認をとります。
もし「〜ということですか?」と聞かれたら、「だからさっきからそう言っているだろう!」「理解力のない記者だな」などとは思わずに「自分の発言の中に社内用語・専門用語があったかな?」と振り返ってみましょう。
言い換え=通訳をしなくても会話が成り立てば、インタビューで話したことがきちんと報道され、ステークホルダーの理解が深まることにもつながります。