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子ども(成人女性)と母(シニア世代)と私(中年女性)の3人旅@韓国 その⑤ 2024.04.16

自作の旅のしおりと共に、韓国旅行を振り返る。


旅のしおり⑤

太刀魚の煮付けを食べたい

細い路地を抜けて太刀魚へ向かう
太刀魚のイラストが奇妙

旅行最終日。胃もたれする者無し、絶好調。
私の住んでいる海なし長野県では目にする事は殆ど無い魚、「タチウオ」
その太刀魚を甘辛く煮付けた料理「カルチジョリム」を目当てにホテルを出発。
ばばは、以前食べたカルチジョリムの味が忘れれないそうで、調べてみると宿泊先から徒歩圏内に前日に行ったカルグクス通りのようにお店が並んでいる通りがあったので最終日の朝食は太刀魚を食べると決めていた。
朝早かったせいか仕込み中のお店も多く、営業しているなんとなく良さそうなお店を選んで入店。

太刀魚を食べに行き、鯖を注文

太刀魚だけでなく、サバもあることが判明
太刀魚を食べに来たけど、私はサバを選択
キムチは、全て韓国の食材で”私が”作ったとおっしゃっていた。
食材の産地で味の違いがわかるまでではないが、この旅で1番おいしいキムチだった。
サービスのケランチム
肌寒かったのもあり、温かいケランチムがありがたい。
奥が、太刀魚(ばば)
手前が、サバ(わたし)

そばを食べたいと行って、蕎麦屋に行きカツ丼又はうどんを食べるようなものか?と思いつつ、サバ好きの私は、鯖の煮込みを注文。
大根が敷いてありその上に鯖が乗っかって、唐辛子やにんにくが入ったピリ辛く煮てあった。多分太刀魚の方も同じような味付けだったと想像。
サバはもちろん、大根とくたっとした長葱もこれまた最高だった。
子どもが少し韓国語が話せるとわかると、お店のおばちゃんは、自分が日本へ旅行した際のキムチの味に驚いたという話から、お店のキムチは韓国食材にこだわって、全部自分で漬けているなど話していたらしいが、
向かい合って座っているばばと私は「一口食べる?」なんてやり取りは一切なく。机の上にタッパーに入って置かれ韓国のりで、ご飯とサバをくるりと巻き、さっと口に運ぶの動作を繰り返した。
次回、韓国旅行に行った際は、毎日ここで朝食を食べたい。
前日にモクサルを食べに行った時も、日本では”福岡”に行ったと言っていて
ここのお店のおばちゃんも福岡に行ったと言っていた。
なぜ?福岡なのかと聞くと「ラーメンがおいしいから」だそうだ。
コロナ禍前は「たこ焼きが食べたいから」という理由で大阪に言ったという話をよく聞いていたが、今は福岡なのか。
おいしい時間はあっという間に過ぎ、ホテルに戻る。

ばばと子どもの後ろ姿、本人達は見ることが無いのでいつも撮影する。

偶然といえばそれまで、縁といえばつながりを感じる。

B1にレセプションとキッチンがある。
予約時の対応言語は、韓国語と英語だったと思うが、日本語ぺらぺら兄さんがいた
しっかり分別しないとごみ収集してもらえず、
罰金を科されるらしい、大変なことだ。

荷造りをして、仁川国際空港へ向かう。
計画では、初日のロッテマートで買い物をしてそのままEMSで荷物を送る予定だった。それがWi-Fiレンタルに時間がかかったり、EMS発送の閉店時間が早まっていたりした事もあり、
すべての荷物を子どもと私に2人で背負って仁川国際空港へ行き、その後手持ちのバックにも押し込み、3人分として機内持ち込み荷物として搭乗する方法に変更。
ホテルチェックアウト時に測ってみると重さはギリギリ、大量に買った韓国のりがやたら嵩張る。後ろを振り返る事も出来ないぐらいのリュックサックの大きさオーバーが気になるところ。
空港鉄道 A’REXに乗り、韓国海苔の入ったでかいリュックサックを荷台に乗せていると、
子どもが「ねーねー、同じ電車にホテルのレセプションで会ったお兄さんがいるような気がする」と言い出した。前日の夜も見かけたので顔は覚えている。
子どもが言った辺りの席を見たら、あのお兄さんがいた!
思わず「あーーー!!!」と声を上げると「あー!!」と笑顔で答えてくれた。
兄さん、急に休みが取れて広島旅行をしようと思い立ったらしい。さようならの挨拶すらしていなかったのに、再会を喜ぶ。
兄さんと子どもの席は前後していたので、隣に移動して車中楽しく話をし、空港についてからもまだ時間があったので4人でお茶をして、韓国滞在中に行った場所や、食べたものなどを話したり、広島旅行ではどこに行くのか?プライベートな話も色々聞いた。
ふと、兄さんの靴を見ると、私と品番も色も全く同じnew balanceのスニーカーを履いていて、ジーンズも501Levi'sだった。

私たちより兄さんの登場時間の方が早かったので、見送ることになった。
見送ると言っても現在地は韓国、韓国人の兄さんは日本へ旅行。日本人の私たちは、数時間後には日本へ帰る。
なのに、なぜか全員寂しくなってしまい、ゲートの手前でうるうるしながらハグをした。
帰国してからもやり取りは続いていて、夏には長野にも遊びに来たいと言っていた。実現すると良いな。

1時間遅れで、韓国出発し日本へ

晴れているのに、PM2.5の影響で曇ってみえる
上空は青空
同じ空の写真がお兄さんからも送られてきた

それにしても、色々な場所に行って、食べて、人と話をした韓国旅行だった。そもそもこんなに人に話しかけられるとは思っていなかった。
でも、子どもは習った韓国が通じる楽しさを感じているようだったし、
ばばは、アカスリの話がなぜ通じたのかわからない方法で言語関係なく韓国の方と交流をしていた。そしてシニアという理由で束の間のお姫様気分だったと思う。
韓国語の話せず、まだシニアではないない私は、肉典食堂のおじさんといい、宿先のお兄さんといい、日本語で話せる方と話が出来たのがとても楽しく良い経験になった。韓国語話せたらもっと楽しいとは思うけど、今のところ学ぶ予定はない。

次の旅行先ももう決まっている

そして、計画した日から旅行は始まっている。出発日する日が楽しみだ。

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