子ども(成人女性)と私(中年女性)の2人旅@タイ その5 2024.02.13
自作の旅のしおりと共に、タイ旅行を振り返る。
タイ3大寺院を巡る(ツアー申し込みなし)
3大寺院巡りは、公共交通機関+徒歩。
この旅ほぼ毎日20,000歩あるきました。この日は最も多く27,000歩。
在宅勤務、天候、気温等を理由に、ウォーキングもさぼりがちの冬の長野から、日中は30℃超のバンコクを歩く歩く。
帰国して数週間後、足の裏の固くなった皮が剥けました。自分がどんだけ歩いてなかったのか実感。
クイッティアオ専門店「ルンルアン」で朝食
旅行中の食事どこで何を食べるか?と何を見るか?で計画が始まる。
その中で最も迷うのが”朝食”
夜ご飯のお店は見つかりやすいのだが、朝食のお店はなかなか見つからない。
そのため、朝食で大当たり(良い店を見つける)をすると、1日の満足度が上がるし、大当たりの店に翌日も行けるというおまけ付き。
早朝から営業している最寄り駅からホテルのちょうど真ん中あたりにあるこのお店はなんだ?と気になって前日夜に調べてたところ
「ビブグルマン」にも選出されたクイッティアオの名店とあったので、これは食べておかねばと思い、少し早めにホテルを出発。
透明スープ+センレック(細麺)+ミックスを注文。
日本の◯◯に例える事ができない美味しさ。
あっさりしているのにコクがあって、(失礼ながら)具合悪そうな色の肉が乗っているのに臭みが全く無い。
タイ料理でよく見かけるフィッシュボール(白い練り物)も、とてもおいしく感じ、朝ご飯を食べながら「翌日の朝食もここで食べよう」と決めた。
まさかの現金収入
腹ごしらえをし、駅前でタイでおなじみのオレンジジュースを購入。
電車に乗ろうとしていると、私の眼の前に20バーツ(約80円)札が降ってきた。
前に歩いていた人が落としたと思い、慌てて追いかけたらちょうど電車乗り込むところだったので慌てて「落ちましたよ」とつい日本語が出てしまったが全く通じないので、
大きく手を振って周囲の人がこちらを向いたところで”あなた”、”これ”、”落とした”を大げさなジェスチャーで伝えると、あちらも”わたし”、”落としてない”とわかりやすいジェスチャーで返事をくれ、電車の扉が閉まった。
結果、旅でまさかの現金収入。
ワット・プラ・ケオ(エメラルド寺院)
ワット・プラケオに到着すると、国籍、性別、年代も様々
ものすごい人でごった返して、何の匂いなのか?わからない不思議な香りが漂っていた
子どもの頃、友達の家に遊びに行き玄関を開けると、その家のにおいがふわっとするのが苦手で息を止めていた変なクセを発動する余裕もなく、
思いっきり吸い込んでしまい、しばらく鼻水が止まらなくなった。
迷子、そして再開
ものすごい人と暑さに圧倒されていたら
「帽子を取りなさい」と警備員に指差しで強めに注意を受け凹む。
大人になると怒られる機会が減り、ましてや人前で怒れるなんて考えたくもないのに、ものすごい人混みで注意をされて、恥ずかしいやらで下を向いている間に子どもを見失った。
LINEで連絡を取ろうにも電波が悪く、なんだかんだ10分ほど離れ離れになった(といっても、両名とも成人女性)
何とかLINEで連絡が取れるようになると
子どもは、「迷子になった、迷子、迷子になっちゃったんだよ」とかなり慌てていた。
タイの思い出を何個か上げるとしたら?と子どもに聞くと「ワット・プラ・ケオ迷子事件」と言っていた、もはや事件。
入場料は、外国人はお高めの500バーツ(2,000円也)
価値観は人それぞれ。
初めてのタイ旅行で行くべき観光地だったような気がする。
船で使ってワット・アルンへ向かう
大きな船に乗ってワット・アルンへ向かう。
大きな船の波の横を
写真の古い舟がものすごいスピードで横切っていく。
タイの人は、先日のバイクといい、乗り物に乗ると人が変わってしまうのか?と思うぐらいスピードを出す。
この舟は一体どうやったら乗れるのか?と思っていたら
近くの日本人観光客が「1人4000円程度で、ものすごいスピードで民家付近まで近寄り、人々の暮らしを拝見したり、運が良ければ?ワニに遭遇できるらしいよ」と話していた。
タイの乗り物を制覇したくなり、次回のタイ旅行は絶対に乗ろうと決めた。
真っ昼間のワット・アルン
「暁の寺」という意味の「ワット・アルン」
ライトアップされる夜明けや夕暮れ時が一番良いされているが、
明るいところで、どうなっているのか、よく見てみたいという私の希望で真っ昼間に行くことにした。
あまりの暑さにぼーっとしてしまったのか、肝心な陶器の写真を撮らないという失態。
ワット・ポーへ向かう
ワット・ポーへ向かう途中で昼食を食べる。
どこか脇道に入れば、なにかしら美味しいものを食べられると思ったら、
観光地の昼時、どこも満席でなかなか入ることができなかった、
何本めかの路地を入ったところの店先に空席があり、座ることができた。
青パパイヤ使ったソムタムは、私の大好物。
夏でも地元スーパーに青パパイヤが並ぶことは無いので、タイでソムタムを食べるのを楽しみにしていた。
1皿注文したところ、店のおじぃさん間違えて2皿持ってきてくれたので、ありがたく2皿平らげた。(2皿分支払った)
中に入っているピーナッツにちょっと焦げ目が付いているところが、たまらなくおいしかった。
飛び込みで入った店でこのおいしさ、店の名前を記録しておけば良かった。
子どもは蟹チャーハン。これまたおいしかったそうだ。
店のおじぃさん、忙しくててんてこ舞いの様子、何回かお会計をお願いしたけど、2,3歩歩くと忘れるご様子
いつまで経っても帰れないので、おじぃさんと電卓を引っ張ってきて、一緒に電卓を叩いてお会計。
合計額が出し、私がお札を出し、子どもが釣り銭を電卓で計算、おじぃさんが最終確認していたら
なんだか、3人同時におかしくなってきて言葉も通じないのに大笑い。
朝の20バーツがここで登場
ワット・ポーで有名な涅槃仏の明日の裏の螺鈿細工を観光。
その涅槃仏と並行して小さな器が並んでいた。
係の方に20バーツを支払い小さな硬貨に変えてもらい、人の煩悩の数である108個の器に1つずつ硬貨を入れていくと、煩悩が消えていくという流れ。
20バーツ、思えば私が朝拾ったのも20バーツ。
このための20バーツだったのかと、1人妙に納得して硬貨にしてもらう。
「余計な事は考えるな、煩悩を捨てろ」と自分に言い聞かせ丁寧に1枚ずつ器に入れていく。
あと数個の器になっても、手元に結構な数の硬貨が残っており、「あれ?」と首を傾げていると
先に進んでいた子どもに「1つの器に適当に入れたよ」と言われた。
硬貨で自身の煩悩が無くなるわけが無いのに、一心不乱に器に硬貨を入れていた事に気が付く。煩悩云々の前に平常心を失っていたらしい。
ミサンガを結んでもらう
涅槃仏を見学して外に出ると、僧侶の前に人が並んでいた。
何をしているのか?わからずとりあえず並んで進んでいると、
どうやら先の方で座っている僧侶から水をかけてもらっているらしい。
地元、善光寺でも似たような儀式はあるので、旅の無事を祈願してお願いしてみようとそのまま並ぶ事にし、座っている僧侶の前まで進む。
「日本人ですか?」と日本語で聞かれたので「はい、そうです」と伝えると笑顔になり、水をかけてもらった。
ところが、列の進みが悪くそのまま僧侶の前で止まってしまうと、先程より更に笑顔の僧侶、追加で水をかけてきた。
追加で来るとは思っていなかったので、子ども私も顔全体に水しぶきを頂いた。これはいたずらなのか?真偽不明。
更に進むと、僧侶にミサンガを結んでもらっているようだ。
この時に結んでいただいたミサンガ、子どもは4月半ばに位に切れてしまったが、私は5月6日現在もまだ健在。
私がミサンガを結んでもらったのは、奥の僧侶で特別なお話は何もなかったが、子どもが結んでもらった手前の僧侶は英語で
「この旅が無事に終わり、帰国して日常生活に戻っても毎日幸せでありますように」というお話を目を見ながらされていた。
旅も終盤で、感情が高ぶっていたせいか、子ども私も泣きそうになった。
修復作業を勝手に見学
ワット・ポーの外壁の辺りを修復作業しているのが見えたので、
どうやっているのか?気になり勝手に見学させてもらった。
大らかというか大雑把で、楽しそうに見えて一緒に作業したくなったが、
裸足で高いところ登る事ができず断念。
<思い出したこと>
この日は、いろいろな人と触れ合った1日だった。
お昼ご飯を食べたお店のおじぃさんともやり取りも楽しかったし、
僧侶とやりとりも、タイ旅行の思い出として忘れることは無いと思う。
それ以外にも、先のアユタヤ遺跡のツアーで一緒になった御夫婦と偶然交差点で再会し、連絡先を交換したり。
あまりの暑さに入ったカフェで、後から入店した中国人ご家族というか、親戚と思われる御一行にゼスチャーで相席を薦めると、御一行全員から笑顔の「謝謝」を受けた。本場の謝謝に心のなかで「わぁお」と言ってしまった。
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