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あれあれ

 検察側の罪人を観に行く。まいちゃんはペンギン・ハイウエイ。
「とってもいいから。うち小説もってるよ」
 あ、じゃあ、小説貸して。うん。とゆうことで今手元にある。
 ざっくりゆうと、小説の方が俄然にいい。小説を読んでいない人が観てもあれあれ? と首をかしげる部分が多い。なにせ、端折り過ぎだ。短い時間の中で小説を忠実に再現はひどくむつかしい。
 ネタバレになるけれど、小説の中では最上検事(キムタク)は弓岡殺しで逮捕されるし、弓岡を殺す場所は最上のおじさんのうちの近くでおじさんに車やスコップを借りるしで。
 殺すにあたり念入りにプランを練ってから動く。映画では即座に行動し殺している。映画として客観的に見れば、あ〜、まあ、そうね〜。と、うなずける部分があるだろうけれど、なにせ、雫井ワールドに収まっているいちファンとして見終わったあとの後味の悪いことはなかった。
 沖野検事演じる二宮くんの演技は半端なくよかった。身体が震えた。
 なんにせよ、映画は好きだ。
 

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