妊娠中食べづわりでおにぎりばかり食べていたのを思い出した
炊き加減が毎日違う我が家の白米
今日、夕飯でお米が本当に美味しく炊けた。めちゃくちゃ美味しくて身体に電気がビビビっと駆け巡った。
まっしろツヤツヤふっくらごはん。
日本人で良かった〜と心のそこから思う。こんなに美味しい白米が食べられるのは、日本以外には絶対にないね!
白米はほぼ毎日炊いているが、うちの場合炊き加減は毎日違う。
今日はちょっと硬かったな〜とか、今日はちょっと水分多いか、みたいな。なぜならば、うちは炊飯器を使っていないから。
炊飯器はもう3年ぐらい使っていない。持ってはいるけれど、ずっと眠っている。(ごめんね、炊飯器くん!)
お米を炊くために使っているのは、ストウブのお米専用の鍋。
これがとってもイイ。本当にイイ!!!
すぐ炊けるし、美味しいし。電気じゃなくて、火でご飯を炊けるところがすごく好き。(本当におすすめ)
でも、さっき言ったように、炊き加減は毎日変わってくる。
私がちょっと下手なのかもしれないけど、火加減や、水の分量で全然違ってしまう。ちょっぴり難しい。
それに、火加減を少し間違えただけで見事なおこげも出来上がる。おこげはたまーに食べるから美味しいものだと思う。毎日おこげつきのご飯は、ちょっと嫌になってきたりするものだ。
でも総合的に私はストウブを大変気に入っているし、毎日「今日は上手く炊けたかな〜」と思いながら食べるご飯が楽しかったりする。
こんなところで、私の白米話は置いておいて。
タイトルの話を。
懐かしきつわり
今日の白米は本当に美味しくて、とても幸せな気分で食べていたら、昔の記憶が蘇ってきた。
それは3~4年前の妊娠中の記憶だった。
妊娠初期の”つわり”がもれなく私にもやってきた。
つわりはとにかく気持ち悪くなったり、体調が悪くなったり、症状は人それぞれ。つわりの種類も様々ある。
私の場合は”食べづわり”だった。
食べづわりは、とにかく食べないと気持ち悪くなってしまうつわり。
この感覚は、私は妊娠するまで全く経験したことのない感覚で、説明が難しいが・・・シンプルにいうと、ちょっとでもお腹が空いたと感じると、その瞬間とんでもない吐き気が襲ってくるという恐ろしいものだった。
「ん?お腹空いてき・・オエッ・・・(やばい胃に何か入れなければ!!!!)」
という感じで急にくるもので。
この感覚がくると、私はすぐに台所に駆け込んで、手当たり次第に食材を口に突っ込んでいた。笑
本当につわりは辛い。
ちょうどコロナ禍に妊娠していて、リモートワークだったこともあり、私は常に何かを食べながら仕事をすることができたのが幸いだった。
そしてそれは急にやってきた。
おにぎりしか受け付けない私
なにがきっかけだったかは忘れてしまった。
でも、急に私の脳内を”おにぎり”が独占することが起きた。まだ数センチしかないベビーが、おにぎりを要求したのかもしれない。
とにもかくにも、おにぎりが食べたくて、食べたくて、食べたくて気持ち悪い。なんなら、おにぎりじゃないと食べられない。おにぎりがこの世で一番美味しい、魅惑の食べ物である!!!!というレベルで、”おにぎり食べづわり”がやってきた。
お!に!ぎ!り!
お腹がすいたとか、おにぎりが食べたいな〜とか、一般的に感じる感覚とは全く違うのが妊娠中の不思議なところ。
動物的になるというか、本能というか、理性がなくなるというか。コントロールがきかなくなってしまう感じが、ちょっと怖いレベル。
そのくらいの勢いで、妊娠中の私はおにぎりを求めた。
ちなみに、つわりになると結構な人がご飯を炊く匂いがNGになるらしい。
私の場合はその逆だったが・・・。笑
1日のはじまりは「おむすび」
橋本環奈ちゃんは可愛いし、私の大好きなB'zが主題歌だから見ていたが2週目ぐらいで離脱してしまった・・・というNHKの朝ドラの話は置いておいて、私の妊娠中の話に戻したい。(これは小ボケっす。)
当時はまだ愛用ストウブ鍋くんは導入していなかったから、普通の炊飯器だったけれど、毎晩お米を2合セットして、朝起きたらすぐに食べれるように万全の準備をしていた。
朝は1日の中でも食べづわりが酷い時間。
というか、お腹が空いて朝早く起きてしまうような毎日だった。
だから5時くらいにはお米は炊けていて、起きてすぐ炊飯器に向かい、酷い吐き気と戦いながら、生死をかけておむすびを握り、秒速で海苔を巻いて、素早く胃に白米を届ける。やっと救われた気持ちになる。
おむすびは美味しい、だがそれよりも吐き気を止められた安堵感が強い。
毎日自分のために握っていたおむすび。(だいたい塩むすび)
いまは息子のために握っている。(だいたい鮭むすび)
感慨深いものがあるなあ。
そうだそうだ、おにぎりを食べ過ぎた私の結末。
私は本当に米を食べ過ぎていたようで。
妊娠前から体重+20キロに!
妊娠って、結構体重コントロールが厳しいのだけど・・・
健診に行くたびに助産師さんに注意をされる系妊婦に。泣
でも食べづわりだから仕方ないっしょ!
妊娠前は、食べても食べても太れない体質で、ガリガリなのが悩みだったのに、妊娠中は肉付きがよくなって、ふっくら丸々として、それも嬉しくて。
でも妊娠後期になって、食べづわりもなくなった頃になると、今度は食べてないのに体重増加が止まらないという謎現象が起きるのよね。
健診前日になると「今日は食べないでおこうかな」みたいな、プチ減量で臨むも、空気しか吸ってないのに太ってるや〜ん現象。これまた不思議。
そして、臨月になると別の恐怖が・・・
それは先生から突然言われる。
「赤ちゃんも大きいね〜!」
「帝王切開じゃないと無理かも!」
いやいやいやいやいや!それは聞いてない!
帝王切開レベルとは聞いてない!
「いや・・・・なんとしてでも下から産みます!(真顔)」
言ったよね。その決意だけは強かった。
流石に焦ってその日からは、赤ちゃんに「早く出ておいで〜、下からだよ〜」と唱えて、陣痛がくることを願うばかり。
後悔先に立たず。
おにぎり食べ過ぎの代償は体重だけではない。どうやって赤子をこの世に生み出すかまで左右することを知った、無知な私であった。
結局、息子は私の必死の願いを聞いてくれて
下から爆誕(3700kg)
ありがとう〜、息子。狭かったろうに。大変だったろうに。
もちろん私にとっても出産は人生最大の試練となり。
(あんな痛みに耐えて出産している全母親は強い!!!)
約14時間の陣痛・出産を乗り越えて、やっと息子を自分の胸で抱くことができたのだった。
出産は奇跡。感動の体験。
助産師さんが息子を取り上げてくれて、息子が産声をあげて。目の前に初めて見る息子が見えて。この感動的な瞬間は、一生忘れないと思う。
(旦那に顔がそっくり過ぎて一瞬ギョッとしたけど、感動が勝った。笑)
無事、健康に生まれてきてくれて良かった!
そして、ママがたくさんおにぎり食べたからビッグベビーにしちゃったけど、頑張って下から生まれてきてくれてありがとう!
愛しているよ!!!
あー、長くなってしまった。
今日のご飯が美味し過ぎたせいだ。
当時はもちろん辛かったつわりだけど、今となっては幸せな妊娠生活の記憶のひとつ。
最後に
食べづわりの妊婦さん、食べ過ぎ注意よ!笑