卒業すると言う事
こんにちは。
約一週間前に卒論の答弁をして、それから数日間かけて最後の訂正をしました。そして今日、卒論の指導教官から「これでよし!あとはKnowledge Bankに出せばおしまい!」とGoサインを貰いました。卒業申請もしたので、最後に論文を提出したら、本格的に大学を卒業することになります。
正直、嬉しさ、名残惜しさ、悲しさが混ざり合い、とても複雑な気分です。一年頑張った論文が通り、卒業認定もされたので、大学を二重専攻で卒業できたと言う、これ以上の嬉しさはありません。しかし、論文をKnowledge Bankに提出したら、正式に「在学生」から「卒業生」になり、大学にもう自分の居場所はなくなると思うと、多少名残惜しくなります。大学生の時は、アメリカの大学に在籍しながらも、毎学期の夏・冬休みを利用して一時帰国したり、韓国や台湾で交換留学したり、日本でバイト経験を積んだりと、いろんな新しい物事にチャレンジしてきました。それは、仮に数ヶ月間うまくいかなくても、オハイオ州立大学とオハイオ州コロンバス市と言ういつでも帰れて、自分を暖かく迎えてくれるところがあるからです。
しかし、論文の提出が認定され、8月に学生の身分と学生ビザが切れたら、心の拠り所でもあるオハイオ州立大学から放り出されて、前へ進むしかないと言うことにもなります。例えるならば、いつもの様に帰る実家を失い一人暮らしを始め、なにがあっても帰る家がない状態ですね。(もともと、頻繁な引越しと親の離婚により僕に実家という概念もないけど)
思い返せば、大学4年間はとても充実してて、たくさん学べ、安心していろんな事に挑戦できた時期でした。専攻を二つ学び、韓国交換留学と台湾短期留学もでき、新しい言語を二つ(韓国語、ロシア語)学び始め、大学図書館のアジア研究科司書のもとで3年半アシスタントを務め(研究の手伝いや翻訳、公式ブログ執筆など)、現地育ちや交換留学生の日本人友達とも仲良くなれ、いろんな文化や背景を持つ人とも友達になり、アメリカ大統領選挙をこの肌で感じ取り、写真撮影という趣味も始め、歴史学と国際関係学の教授数人と仲良くなり、さらには、自分のアイデンティティと将来の方向性を固める事ができました。
8月までは「大学生」の身分を謳歌して、卒業後も感謝の気持ちを忘れずに一歩ずつ前へ進みます。
それでは。