米系企業でのカルチャーショック
カリフォルニアで米系企業で働きはじめて約3年になります。働き始めた頃は、日本での経験と比べて随分カルチャーショックを感じていました。当時在籍していた1社目、またはデザイン組織独特なのかと思っていましたが、2社目でも当てはまることが多いので、カリフォルニアのテック企業に共通するカルチャーのようです(サンプル不足ですが😅)。最初は戸惑っていましたが、今は結構心地よくなってきました。
バックグラウンド:日本で会社員4年、カリフォルニアの日系企業で4年、米系で3年目・2社目
休暇は許可を求めるものでなく、宣言するものである
まず1番大きかったのは、休暇に関する考え方です。日本や日系企業で仕事をしていた時は、まず直属の上司に相談してお伺いをたて、許可を求めるのが普通だと思っていました。米系では、基本宣言制です。たとえば日本に一時帰国するなどまとまった休みを取りたい時には事前に相談をしますが、そうでなければ特に相談をする事無しに関わっているメンバーに告知するだけで良いとされています。逆に直属の上司でも、許可する感覚が無いようなので、相談すると戸惑われる感じがあります。
ただし、スタートアップなどでは1人抜けるとかなりインパクトが大きいと思うので、もっとチーム内調整が必要なんじゃないかと思います。
日本ではお盆や学校のお休みの時期がきっちり決まっているので、チームで重ならないように調整が必要なのはとても理解できます。こちらは、学校によってお休みの時期が少しづつずれていて、祝日に合わせた休暇も各自の好みで取るのであまり重ならないですね。
特に今はフルリモートのチームも多いので、時差さえクリアできれば、「今週は東海岸時間で動きます」「今週はインドから働きます」みたいな働き方も周りはかなり柔軟に対応しています。しっかり自分の仕事をやってメインの時差で動くチームとの調整ができていれば気にしない感じでした。もちろん濫用するのはいけませんが、根底にはお互いのプライベートへのリスペクトからの助け合いがあると思っています。
アメリカ式の雑談力
1社目はコロナ前で通勤が基本だった事もあり、チームメートと雑談する時間が多く私は戸惑いました。大規模な会議の最初にアイスブレイカーでNetflixのおすすめ番組は?みたいな話題からランチタイムの話題がアメリカ的で、最初は全く入っていかれなかったです😅
デザイナーの特性かもしれませんが、気になった事は色々調べてみる人が多くて、家のDIYや美味しいピザ屋さん、仕事用椅子のおすすめなど、どんな話題でも盛り上げる事ができる人が多い印象でした。私は当時アメリカのNetflixをほとんど見ていなくて、音楽や数年前に流行った事など知らないわ、、という話題が多くてなかなか入れないでいました。。
日本や日系企業にいた時は雑談に困った事は無かったので、やっぱりアメリカ文化に浸かっていないのが原因?なのかなと思っています。あとアメリカでウケるツボ?や話し方も分からなかったので、たまに私が投げるボールを全力で広げてくれたチームメートに感謝しています。こちらの人は、ちょっとした出来事をストーリー仕立てにしてシェアするのが本当にうまいと思います。プライベートに踏み込まないけれど、話し手が話す分には受け止めるので、チームメートのペットの名前にも詳しくなりました。アメリカ式雑談は1社目チームメートから学んだと思ってます。
2社目はリモートなのもあり、アイスブレーカーそこそこに仕事の話になる事が多いですが、1社目の経験のおかげで話題を出すのにも抵抗なくなりました😃
組織変更多し
これは会社によるかもしれませんが、私はかなり頻繁にマネージャーが変わっています。1社目で3人、2社目でも3人変わっています。色々と要因はあるものの、マネージャーレベルで辞める人がいると組織変更があり、レポートラインが変わる事が多いです。人が辞めるタイミングは予測つかないですが、日系の年度ごとの変更よりも多い感覚です。
マネージャーと折が合わずチームを変更する人も多いので、組織変更は結構大事です。マネージャーとの関係作りを頻繁にしなくてはならないのには疲れますが、色々な人のマネジメントスタイルを経験できるのは良い事かなぁと思っています。
発信する機会が多い
1社目で、米系の会社は自分から発信する機会が多いと感じました。マネージャーとの1on1で、「◯◯についてこの会議でシェアしてみたら?」みたいな助言はよくありますし、そもそもサインアップしてプレゼンをするような形態の会議形態も多いです。どうしても細分化されたチームで動く事が多いので、チーム間の情報共有に有効です。
たまに、マネージャーと話していて「それ発表してよ」と言われて驚く事があります。私の中では取るに足らないケースでも、シェアする価値があるよと言われて恐る恐るやってみる感じでしたが、今は自分でシェアの機会を設定するのも随分慣れてきました。人前で話をするのは疲れますが、どんなにうまくいかなかったなーと思う会でも、内容だけでなく自分を知ってもらう機会にもなっているようで、チームメートとの距離が縮まる感じがあります。
多分、基本的に米系企業では歓迎されると思うので、積極的に発信の機会を活用するのがおすすめです。
元同僚は1番のリクルーター
米国では、リファーラルによる転職活動がとても盛んです。もちろんリクルーターさん経由の場合も多いですが、元同僚は内部の様子を聞くのにとても良い情報源になります。同じ組織で働いていたからこその対比もできるし、お互いの仕事の仕方を知っているので安心して推薦できます。
特にテックでは人材の流動が激しいので、元同僚が至る所に散らばっています。アメリカではミートアップなどでのネットワーキングも盛んですが、私は元同僚はまた違った位置付けになると思っています。在職中にどれだけネットワークを広げられるか、信頼関係を構築できるかにかかっています。私は在職中は違うチームでほとんど接点が無かったものの、転職活動を通じて話しかけてみて仲良くなるケースもありました。
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思いつく事を書いてきましたが、まだまだある気がしてます。また今度👋
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