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なぜ、こどもの心は折れる?

こどものころ、心が折れると言う言葉を発した覚えがない。
みなさんはどうだろうか。

最近のこどもたちは、いとも簡単に心が折れる。
口をそろえて「心が折れた」と言う。

心が折れるとは一体何か。そもそも心は折れるものなのか?

この業界で15年以上。たくさんのこどもたちの人生に触れてきた。
昔のこどもたちと今のこどもたちを比較して明確なのは

「心が弱くなっている」

ということだ。いわゆる、「心が折れる」こどもが圧倒的に多い。
何か嫌なことがあるとすぐに心を折る。前に進まなくなる。

そんなとき大人はどうするか。親はどうするか。

多くの大人はこどもたちを「守ろう」とする。敢えて言おう。

それが間違いだ と。

昔に比べて忙しい親が多い。共働きも当たり前だ。
そんな時親は何をするか。それは「先回り」だ。
こどもが考えること、必要なこと、それを先回りして準備してしまう。
「過保護」「過干渉」である。

先回りされると、こどもは失敗することがなくなる。
失敗しないようにと親がルートを決めてくれるのだ。
ほとんど、人生の全てにおいて。
進路選択すら、自分で考えなくなっているこどもが多い。
この資格を持っていれば、将来はこの職業に、、、、

失敗学と言う言葉があるが、今のこどもたちの辞書に失敗学はないケースが圧倒的に多い。失敗を回避させる親の存在が大きい。

言わずもがな、自分のこどもが失敗する姿を見たい親はおるまい。
小生も同感である。

しかし、その結果が「心が折れる」こどもたちを生みだす一因を担っているという事実から目をそむけることはできない。

折れないこどもを作るための方法は次回にでも。

こんな小生をサポートしてくださる奇特な方、もしもいらっしゃいましたらよろしくお願い申し上げます。サポートは自費出版への夢に。