11/13、今日は退院記念日
2年前の10月16日、東京都五日市の熊倉沢にて、4メートル滝から滑落。
ヘリ3台、20人余りの救助隊が出動してくれて、何とか日が暮れる頃に八王子の病院にヘリで搬送してもらい、そのまま入院。
右足関節開放性脱臼骨折、3回手術して、主治医に無理言って早期に退院させてもらったのが、ちょうど2年前の今日。
朝、起きたら、自分の足で立ち上がれる、歩いてトイレに行ける。
自分の足で立ったまま、顔を洗ったり髪の毛を整えられる。
難なく、自分で布団をたたんで、押し入れにしまえる。
自分の足で立ったまま、着替えを済ますことができる。
愛犬ロクを抱っこして、マンションの階段を下り、そして散歩が出来る!
台所で自分のお椀にご飯を盛り、食卓に持っていける。
台所に立って、食器を洗える。
片手にモノを持ったまま、サンダルに履き替えて、ベランダへゴミを捨てに出られる。
ずっと足を下ろして座ったまま、デスクワークが出来る。
駅まで歩いて、電車に乗って、また駅から歩いて職場に行ける。
ピラティス・スタジオと整形外科クリニックで、仕事が出来る!
混雑した電車でも立っていられる。
広いスーパーやデパート等でも買い物ができて、荷物を持って歩ける。
車の運転ができる。
またお酒を飲めるようになった。
お風呂に入って、湯船にどっぷり浸かれる!
趣味の畑作業、DIYが出来る。
少し走れるようになった。
また山に登れるようになった!
29日間の入院。
12日間の創外固定。
25日間の車椅子生活。
51日間の右下肢免荷(右足に体重をかけられない)生活。
どこまで回復できるか、全く分からない不安感と仕事の出来ない焦り。
ある程度歩けるようになるまでは、本当に必死で自分の右足と向かい合い続けた日々。
忘れないようにしよう。
当たり前のことが、どれだけありがたいことだったか。
いつも、いつまでも、あの病院のベッドの上で日々に感じた感謝、気付き、感動の心持ちを保ちたいものだ。
あとから思えば、入院中が人生で一番幸せだった。
全てを委ねざるを得ない状況に追い込まれ、やっと自我を手放すことができたからだろうと思う。
かけがえのない経験をさせてもらった。
失ったものよりも、得たものの方が多かった。
さあ、このご恩をお返ししなくちゃね。
益々の精進、社会貢献に、ご縁のある皆で共に邁進します。
ありがとう、ありがとう。