同じ駅に舞い戻りしセンクス
確かに帰りの電車に乗ったのだ
いつのまにか眠りについてしまい
次に起きた時は同じ駅だった
これは異世界もののあれだ
電車に乗っていたらあっちの世界へ
そんな話があったようなないような
もうそろそろ日付が変わる
向かいのホームや路地裏の窓を探すも
こんなところに帰りの電車はなく
TOHOに暮れてしまう
仕方なしに仕方なく
ビジホに電話をかけまくるが
どこもいっぱいOPPAI
ようやく空室を見つけたホテルに
いいね言い値で宿泊する
しかも空いていたのは喫煙部屋だ
入った瞬間にタバコのフレーバーがして
最後のキスのように
苦くて切ない香りに酔いしれたら
窓をZENKAIにして眠りについた
それがミスターセンクスの身に起こった
事の顛末である
朝になり冷静に考えたら
おそらくその電車は目的地で折り返し
折り返した電車は出発地が終点だったようだ
それだけ深い眠りについていたようだが
本当に異世界へ飛ばなくてよかった
もうしません!!!