【読書メモ】 山手線が転生して加速器になりました。(2024-No.50)
こちらも松崎有理作品。2020年のパンデミックが「致死率がエボラウィルスを上まわり大量の死者が発生」し、「ウィルス学者の発言の一部が切り取られて誤って伝わり都市撤退が決定し東京から人がいなくなった」という世界の話。松崎有理作品ではお馴染みのAIモラヴェックも登場します。いわゆるディストピアものということもできるけど、SF作家さんておもしろいこと思いつくなーと。おもしろいのは、東京から人がいなくなった結果、絶滅したと思われる江戸前食材が復活している点です。