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【社会人のための“教育ってそうなってるのか!”講座】誰もが行った学校だからこそ、あらためて学校を知ろう。
毎年、キャリア教育コーディネーター養成講座を開講しています。
(小中高のキャリア教育実践基礎講習
https://ax-factory.com)
集合研修の最終日のテーマは
「学校とのコミュニケーション」なのですが、
講座の企画・構成の背景には、
この仕事を始めてわかった「発見」がありました。
発見、とは、自分の学校に対しての「認識」が
実はけっこう偏っていた、ということでした。
主には、以下のような点です。
●児童・生徒の目線でしか先生を知らなかった自分
子どもたちに接するときの先生の背景には、
ひとりひとりの人生があるというあたりまえのことが
意外と見えていなかったんですよね。
仕事相手として先生に関わるようになって気づきました。
●マスコミの情報に踊らされている自分
学校、先生の不祥事は必ずニュースになりますよね。
そのたび「学校の先生ってダメな人なんだ」という空気が
流れていた気がします。
無意識にその空気感が刷り込まれていて
先生を色眼鏡で見ていたことにも気づきました。
●そもそも学校のことを知っている気になっていた自分
学校は子ども時代に行ってますからね。
自分は知っていると思っていました。
でもそれって、子ども時代の経験の範囲内でしかない。
私の場合、20代を通信教育会社で過ごしていたこともあり、
学校や教育のことには詳しいつもりにもなっていました。
実際にこの仕事をはじめてみて、
全部、知ってる「つもり」や「偏見」でしかなく、
知らないことばかりだったんだということに気づきます。
「先生」「学校」という総体のイメージでしかなかったというか。
どんなことがわかってきたのかというと・・・
先生ひとりひとりは、
それぞれの想いを持ってその仕事に臨んでいるし、
子どもに見せる顔がその全てではないこと。
学校は、教育政策=全国一律の金太郎飴ではなく
地域やそこにいる先生によって学校ひとつひとつが違うこと。
マスコミが報道するのは極端な事例の一部であること。
そもそもマスコミの報道は必ずしも正しくはないこと。
情報は自分で集めて判断すべきであること。
先生という仕事は本当に凄くて、
本当に素敵な人たちがたくさんいる、ということも、
この仕事を続けている理由のひとつです。
また、知らないことはこれから知ればいい、
という可能性というか、ワクワク感も感じました。
やっぱり学校には、
眉間にシワを寄せている論客ではなく、
一緒にワクワクしている人たちが
関わっていけるといいなと思います。
松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factory(https://ax-factory.wixsite.com/corporate)を設立。
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