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「人を紹介する・される」にまつわる話。

仕事柄、人を紹介するとか、繋ぐとか、
紹介”される”ことも多し、紹介してほしいと頼まれることも多い。
でも、気持ちよくそれができるケースと、
引っかかりがありすぎてできないケースもあって、
お断りすることも少なくない。
もちろん、失礼だったり強引だったりするのは論外。
 (こういうのも、正直なところ、少なくない。
  自分にとって大事な人たちを繋ぐわけなので、
  そんなに簡単じゃないんだよ、と言いたいが。)

何が違うんだろうなー、と考えてみたんだけど。

「タイミング」と「接点」

がポイントなのかもしれない。
どっちも密接に関係する話ではあるんだけど。

「タイミング」っていうのは、「機が熟す」みたいなこと。
特に、違う業界とか、価値観の違う世界の出会いって、
双方についての理解・興味がないと成り立たないので、
そういう部分のタイミングを間違うと、
全くの失敗に終わる可能性が高くなる。
実際「これは今じゃないな」みたいな判断をすることも多い。

「接点」とは、出会わせる双方が何でご一緒できるのか、
具体的な活動だったりプロジェクトだったり、といったこと。
何かご一緒できるかもね、みたいなふんわりした状態も、
よっぽど相性がよさげであればアリなんだけど、
なるべく具体的な姿が想像できて、
双方にとってのメリットが具体的に見えた方がいい。

結局、双方の立場とか状況とか気持ちとかを
慮ることができるかっていう、想像力や配慮なのかも。
自分も相手も人だからね。

コーディネーターとは、
ただ「人を紹介する・斡旋する」わけではないのだと思う。
そこでそれぞれにとってプラスになったり楽しくなったりする
「何か」を創り出すことができるのか。
そこらへんが求められるスキルだし、資質とも言えるのかも。

結局、「コーディネーターを舐めんな」って話でしたね、すんません。

松倉由紀
キャリア教育コーディネーター・教育研修プランナー。1975年長野県上田市生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。地元での就職に失敗(4か月めで退職届!)ののち、大手通信教育会社、人材派遣会社、コンサルティングファームを経て現職。キャリア教育の領域で教育プログラム開発と「しくみ作り」をする「企画屋」であり「風呂敷たたみ屋」。2016年4月個人事業主から法人成り(株)ax-factoryを設立。
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