【Axelspaceの社員 (エンジニア編)】ものづくりの難しさが、面白い。
こんにちは!
株式会社アクセルスペース採用担当のMegの、社員紹介シリーズです!🚀
アクセルスペースでは、ものづくり大好き人間がたくさん集いますが、そのうちの1人として知られる倉田に、ものづくりについて熱く語ってもらいました!
そもそも、ものづくりに目覚めたきっかけを教えてください。
子供のころから何かを作るのが好きでした。
牛乳パックを切り開いてショベルカーを作ったり、Basicのコードがひたすら書いてある本を図書館から借りて、当時まだOSがないPCに写経してインベーダーゲームを作ったりしていました。コンセントに電球突っ込んで燃やしたり…カッターで指切って血だらけになったり…そんな子供でした(笑)
自分のアイデアで世界に形を生み出せる面白さに取りつかれましたね。
プライベートで作ってきたもので、印象に残っているものはなんですか?
電子工作が好きでいろいろ作りましたが、最も注目を受けたのは「勝手に入るゴミ箱」でした(Youtube参照)。これは、投げたゴミを3Dカメラで検知し、予測した落下地点にゴミ箱が先回りしてキャッチするというものです。
他にも作ったものをYoutubeにあげたり、MakerFaireで展示したりしてきました。
前職では、何を作ってきましたか?
前職では、自動車のシートの設計をしており、製品設計開発の難しさと面白さを経験しました。設計とは単に性能や品質のよさを追求するだけではなく、コストやスケジュール、再利用性、生技性、会社の戦略など、あらゆる要求をミックスして現実世界の解に落とし込む作業だということを実感として学びました。
この経験はアクセルスペースに入ってからも役立っています。
アクセルスペースでは、何を作っていますか?
主に姿勢制御系を担当しています。
姿勢制御系とは、センサーからの情報データをもとに衛星の現在の姿勢を推定し、アクチュエータによって所望の姿勢に変更・維持する機能のことです(人の手足のように姿勢を維持したり別の姿勢に変更するようなイメージ)。この姿勢制御のプログラムを開発したり、センサーやアクチュエータの開発・選定、また軌道上で動作している衛星のデータの解析などを行っています。また他にも搭載機器のメカトロ設計なども行ってきました。
アクセルスペース入社当初は独学で姿勢制御を学んだとお伺いしましたが、どうやって学んだんですか?
自動車業界出身だったので、人工衛星に関しては本当に知識ゼロからのスタートでした。姿勢制御は、地上の重力下で動かすことはできないので、実動作中の製品を見て感覚を得ることが難しかったです。
が、社内には詳しい人がたくさんいて、皆さんに教えてもらいながら、本やインターネットでも勉強しながら、あとは実践の中で学んでいきました。
入社して約2年後には自分が開発に関わった衛星が打ち上げられたので、軌道上で実際にどう動くのか見ることが出来、実践的な経験が得られました。
大手・ベンチャー両方経験してきた倉田さん、アクセルスペースで「働くやりがい」はなんですか?
前職で感じたのは、大手だとスケールの大きな開発に携わることができる半面、役割分担が細分化されており、特に私の仕事は上流設計だったので、もっと実際に手を動かす仕事がしたいと考えていました。
私は、アクセルスペースでは、自分の裁量でできる範囲が広く、アイデアを自分の意思で、手で、試せることがやりがいであると思っています。
また、当社は、まだ世の中に無い物を作り出そうとしているため、方法が確立されていない部分も多く、どうやるかは自ら考え、自ら行動する必要があります。それは難しさでもあり、同時にやりがいも大きいと感じます。
新しい価値で世界にインパクトを与えるような仕事を、エンジニアとして挑戦できることに、とても魅力を感じています。
最後に、倉田さんの今後の挑戦を教えてください!
当社は、『Space within your reach 〜宇宙を普通の場所に〜』というビジョンを掲げ、誰にでも身近に宇宙を利用してもらうことを目指して仕事をしていますが、私が担当している姿勢制御系にもそのまま当てはめられると思っています。
つまり、誰にでも使いやすい、シンプルで頑健な姿勢制御システムを多くの衛星ミッションに提供していくことが私の今のテーマです。
一緒に人工衛星作ってみませんか?
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