ピッチデックについて⑤
今週は以下の2つです。
起業に至った背景・スタートアップが解決したい課題
スタートアップが提示する解決策
市場規模
競合分析・競争優位性
トラクション
チームメンバー
ビジネスモデル
長期計画 ←
資金調達 ←
長期計画
ピッチデックに載せる財務計画はエクセルとして別で持っておくことが一般的です。
そのうえで、ピッチデックでは細かいところを説明することはせず、売上と利益程度をグラフにし、先に説明した市場規模に紐づけて、マイルストーン(●年後に売上●、利益●を目指します)を示すに留めておく方が良いでしょう。
投資家からは市場規模に関する質問は、ビジネスモデルとも関係するのでそこそこありますが、ピッチのときには、財務計画に関する細かい質問はないことが多いです(DDでは、フェーズにもよりますが精査される場合が多いです)。
エクセルの財務計画は、最初の1-2年(少なくとも本ラウンドの資金が使われる時期)は月次で細かく、それ以降は年次で荒く作ることが一般的です。
資金調達
最後に、本ラウンドについて説明します。
資金調達概要で1ページ、資金使途で1ページあれば、最低限は大丈夫かと思います。
資金調達概要には、シリーズ名、調達額、クローズ目途のスケジュールなどを記載します。
資金使途は、長期計画と整合性を持たせることは必須で、何にどのくらい資金が必要なのかをざっくり項目別に説明し、調達額を算出した根拠とします。
以上、典型的なピッチデックについて、5回にわたって説明しました。
上記を基本とし、ピッチ相手(事業会社かVCか)、何回目の面談か、時間はどの程度か、などで内容を足したり引いたりするわけですが、それは何回かの投資家対応を経て、場数を踏んでチューニングされていきます。
最後に
Axelage株式会社は、世の中の多種多様な領域で興る新規事業を支援することによって、時代を加速させるようなイノベーションを促進します。上記も含めお気軽にご相談ください。
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