【徹底解説】コビー・メイヌーの骨の髄まで掘ってみた‼️
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はじめに
今回は23/24シーズンから本格的にデビューし、プレミアリーグやEURO2024で自身の才能を存分に発揮し世界に衝撃を与えたマンチェスターユナイテッドの未来を背負う若手MF、コビー・メイヌーについてどこよりも詳しく深掘って行きたいと思う。
・基本情報
・国籍:イングランド🏴(グレーターマンチェスター州ストックポート)
・生年月日:2005年4月19日(19歳:2024年現在)
・身長:180cm?(まだ成長している模様?)
・体重:80kg
・マンチェスター・ユナイテッド所属
・ポジション:MF
・背番号:37番
・利き足:右
・市場価値:55m€(9/20時点)
・ニックネーム:Kobs(コブス)
・経歴
コビー・メイヌーは兄と姉が2人の4兄弟の末っ子として生まれた。
5歳の時、地元のフットボールクラブ、チードル&ガットリージュニアFCからキャリアをスタートした。
当時から一目置かれる才能を示しており、年上との試合に出場しても1番輝いていたという。年上相手にもドリブルを仕掛け抜き去るなど無双状態だった彼だが、チームプレーが苦手だったためコーチから制限をかけられることになる。
その制限とは
・逆足のみでシュート
・必ず仲間にパスを出さなければいけない
この制限のおかげで徐々にチームプレーも学んでいったそうだ。幼少期に無双していたメイヌーはマンチェスターユナイテッドやシティなど数多くのクラブからオファーを受けていた。
結果的に9歳になったメイヌーはマンチェスターユナイテッドアカデミーへ入団する。アカデミーではルーニーやキャリック、フレッチャー、アグエロの息子などと一緒にプレーしていた。
背番号10番を付けCFでプレーしていたこともあり、当時はラッシュフォードにも憧れていたそう。10代でも活躍できることを間近で見て希望を貰っていたとか。
11歳の頃、ポーランドで行われたムラポールカップで優勝するなど着実に実力を結果を出していった。
その後、順調に成長を重ね16歳になったメイヌーは20/21シーズンからU-18カテゴリーでプレーすることとなる。年上のカテゴリーでプレーさせることはアカデミー上層部の策略であり、彼の成長を促すためだった。
20/21シーズンスタッツ
・U-18プレミアリーグ
→10試合出場:0得点0アシスト
・出場ポジション:トップ下、右ミッドフィルダー
21/22シーズンが始まると、メイヌーはマンチェスターユナイテッドU-18とU-21の2カテゴリーでプレーすることとなる。
このシーズンからポジションを1列下げ、CMFやDMFでプレーすることが多くなった。
また、FAユースカップでは全試合に出場し、ガルナチョと共に優勝に貢献した。
そして、16歳5ヶ月27日でイングランドU-17代表に招集され、2021年10月16日に行われたアルメニア戦にトップ下でデビューすると1ゴールを記録した。最終的に、U-17では5試合1ゴール1アシストを記録。
21/22シーズンスタッツ
・U18プレミアリーグ
→17試合出場:2ゴール1アシスト
・FAユースカップ
→6試合出場:2ゴール1アシスト
・プレミアリーグ2(U-21)
→17試合出場:2得点1アシスト
出場ポジション:CMF、DMF、トップ下
22/23シーズンが始まると昨年の活躍が認められ、トップチームの練習に参加しベンチ入りし始める。テンハグは過去に以下のようなコメントを残している。
「彼は年齢の割に成熟しているし落ち着きすぎている。彼がチームにもたらすものは冷静さとゲーム理解力だ。」
2023年1月11日に行われたカラバオカップ準々決勝チャールトン戦でプロデビュー。この試合への出場にはカゼミロとマグワイアの後押しが大きかったという。レアル・マドリードで偉業を成し遂げたカゼミロが太鼓判していたことからもメイヌーが抜きん出た才能を持っていたことがわかる。
そして、2023年2月19日にオールド・トラッフォードで行われたレスター戦で途中出場しプレミアリーグデビューを飾った。
22/23シーズンスタッツ
・U18プレミアリーグ
→1試合出場
・プレミアリーグ2(U-21)
→13試合出場:2ゴール2アシスト
・プレミアリーグ
→1試合出場
・FAカップ
→1試合出場
出場ポジション:CMF、DMF、トップ下、CF
CF!?と思われた方もいるだろう。彼は幼少期、CFやWGとしてもプレーしていた。ユナイテッドアカデミーではゴールやアシストを積極的に狙い、攻撃に違いを生み出す選手だったことから起用されたのだろう。
また、2022年9月21日(17歳5ヶ月2日)にイングランドU−18代表デビュー。2023年3月22日(17歳11ヶ月3日)にイングランドU–19代表デビューを飾った。
23/24シーズン開幕前のプレシーズンに帯同し、サポーターに期待させるプレーを多く見せたが足首の怪我で離脱してしまう。約3ヶ月の離脱から復帰し、11月27日のエヴァートン戦では18歳とは思えない完成度のプレーを世界に見せつけた。
チームは怪我人の続出など様々な問題が重なり低調なシーズンを送ったが、彼は自身のプレーで世界中を魅了させた。
特に2月1日に行われたウルブス戦で決めたゴラッソは全サポーターの眠気を吹っ飛ばすほど衝撃を与えた。その得点は彼にとってプレミアリーグ初得点であり、プレミアリーグ月間最優秀ゴールにも選ばれた。ウルブス戦のゴールは彼にとって忘れられないゴールになるだろう。
23/24シーズンスタッツ
プレミアリーグ
→24試合出場:3ゴール1アシスト
FAカップ
→6試合出場:2ゴール
チャンピオンズリーグ
→2試合出場
EURO2024
→6試合出場
出場ポジション:DMF、CMF
2024年3月にイングランドU-21代表に招集されたが、その後繰り上がりでA代表にスカッド入りを果たす。家族のルーツがガーナ共和国にあることから、ガーナ代表を選択することも可能だった。繰り上がり招集の裏には、「メイヌーをガーナに渡すわけにはいかない。」と考えたイングランドサッカー協会の思惑もあったかもしれない。
EURO2024では、スロバキア戦からスタメンの座を勝ち取り、デクラン・ライスと2ボランチを組み準優勝に貢献。未来のイングランド代表を担う存在であり、彼の才能は本物だ。
ウルブス戦の決勝ゴール、FAカップ決勝シティ戦の決勝ゴール、リバプール戦の一時勝ち越しゴールなど重要な局面でゴールを決める勝負強さも持っている。
ユナイテッドの再建を担う重要なキーマンであり、世界最高のMFになり得る才能を秘めている。
・プレースタイル
万能さを兼ね備えているからこその多彩な起用法
メイヌーは主に2センターの一角を務めることが多いが、トップ下やアンカーとしてもプレー可能な万能さを兼ね備えている。前線への鋭いパスも時々見られ、チャンスを演出することも得意だ。
同世代とは別格の冷静な判断と優れたフィジカル
テンハグのコメントでも紹介したが、彼は19歳とは思えない冷静さを持っており、強力なフィジカルと卓越したテクニックで2、3人に囲まれたとしても簡単に相手を剥がし打開することのできるプレス耐性を兼ね備えている。19歳ながらにそれをやってのけるメイヌーは控えめに言ってヤバすぎる。
無理の効く守備力とハードワークでチームに貢献
タックルやインターセプト能力にも長けており、相手と対峙してもボールを刈り取ることができる。1度交わされたとしてもスライディングや足を伸ばしてハードワークする。だが、プレスバックは早いという訳ではないため今後の成長に期待だ。
・プレー集
・エピソード
ここでは経歴で触れられなかったエピソードを述べていく。
幼少期には、あるプレーで巷を沸かせていた。9歳のメイヌーはグラウンドで何度もバイシクルを放ち、地元の子供たちを沸かせていたという逸話がある。この逸話を聞いて、幼少期から身体能力が高かったことが分かる。また、小さい頃から謙虚で言われたことを真摯に受け止め練習をしていたとメイヌーを知る人たちはインタビューで答えた。そして、若い頃はフットサルもたくさんプレーし、そこでボールコントロールの感覚を学んだという。
メイヌーは元ブラジル代表のロナウジーニョをアイドルと語った。「笑顔で自分を表現していたから」だそうだ。そして、ユナイテッドのレジェンドであるポール・スコールズのプレーにも感化されたそうだ。もし、ユナイテッドの過去の選手と中盤を組むとしたら誰を選ぶか?という質問に対しても、スコールズを選んでいる。
「パスやポジショニング、シュートセンス、インテリジェンスなど彼の全てが好きだ。」と語った。
ここ数年では、ブルーノ・フェルナンデスやカゼミロの動きを間近で見て学んできた。「昨季、トップチームの練習に参加するようになり、彼らがどのようにしてピッチ上で素早く判断するのか注目し、それを真似るようにした。」と語った。
メイヌーは特にカゼミロから色々なことを吸収しており、
「カゼミロは誰よりも早く試合展開を読んでいるから、彼がプレー中に考えていることを観察するようにしているんだ。例えば、彼と共にプレーしていると、自分が意図していないタイミングで彼からパスを受けたりする」
「だから、彼が試合の展開をどう先読みしているのかを観察しなければならないと思っている。僕は、彼が次に何をしようと考えているのか、素早く察知するよう努めている。そうすれば、正しいポジションに入って、彼のサポートに回ることができる」と語った。
そして、ラファエル・ヴァランから「一番の投資は自分の体にすること」というアドバイスを受けたそうでファッションにも敏感だ。好きなブランドとして「ボッテガ・ヴェネタ」、「ルイ・ヴィトン」、「クロムハーツ」、「Enfants Riches Déprimés(アンファン・リッシュ・デプリメ)」といった高級ブランドを挙げつつ「Clints(クリンツ)」、「Corteiz(コーテイズ)」などのストリートブランドも愛用している。
チームで1番仲が良いのは?という質問(23/24シーズン時)には、ガルナチョ、アマド、カンブワラ、ホイルンドを上げた。新加入のヨロとも積極的にコミュニケーションを取っている映像も見られた。
おわりに
今回はユナイテッドの未来を担うコビー・メイヌーについて詳しく深堀りしてきた。この記事でメイヌーについてより深く知れたと思っていただけたなら非常に嬉しい。
まだ19歳の彼がどこまで成長するのか、世界最高の選手になれるのかを見届けられることが楽しみだ。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!
出典
・https://www.transfermarkt.jp/kobbie-mainoo/leistungsdatendetails/spieler/820374/plus/0?saison=2023&verein=&liga=&wettbewerb=&pos=&trainer_id=https://footballdd.pepeblog.net/playstyle_kobbie-mainoo/#toc7
・https://www.manchestereveningnews.co.uk/sport/football/football-news/man-united-kobbie-mainoo-news-25684009
・https://www.skysports.com/football/news/11667/13082805/kobbie-mainoos-manchester-united-magic-explained-how-does-the-teenager-find-time-and-space-that-others-cannot
・https://www.footballista.jp/news/185100