混ざり合う社会に向けて大切なことー ブラインドサッカー体験会からの気づき
こんにちは、アクサの法務コンプライアンスチームのHです。
アクサでは、I&D(インクルージョン&ダイバーシティ)の推進に向けて、各部門から“カルチャー・アンバサダー”と呼ばれるI&Dの推進リーダーを選び、従業員の意識向上のためにさまざまな活動を行っています。私は、その一員として、チームのI&D活動を企画・実行しています。私が所属する部門では、毎年1回、会社を離れた場所でイベントを実施しており、今年は11月に、ウェルビーイングやチームビルディングも兼ねて、ブラインドサッカー体験会を開催しました。今回は体験会の様子やこのイベントで得た気づきについて、皆さんにご紹介します。
皆が当たり前に混ざり合う社会。アクサの職場環境はその入り口に
アクサは、2006年からブラインドサッカーを支援しています。コーポレートレスポンシビリティ(企業の社会的責任)の取組みの一環として、大会ボランティアの派遣や選手の雇用などから協力が始まり、以降、ブラインドサッカーの普及や視覚障害に対する社会的な認知と理解の浸透に向けて、日本ブラインドサッカー協会(JBFA)と共に活動しています。
またアクサはこの活動を通して「当たり前に混ざり合う社会」の実現を目指しています。社内には障害を持つ従業員が他の従業員と同じように働いており、ブラインドサッカーを含む障害者アスリートも在籍しています。アクサの従業員にとって、多様な人々が混ざり合って働くこととブラインドサッカーは、とても身近なことなのです。
体験会でブラインドサッカーの世界に触れる
体験会会場は、新宿NPO協働推進センターの体育館。チームから37名が集合しました。ブラインドサッカー協会から3名の講師をお招きし、進行をお願いしました。
まずはウォーミングアップからスタートしました。ペアを組んで、一人がアイマスクを付け、もう一人が指示を出して交代で準備体操を行います。その後、全員でアイマスクを付け、はじめは2つのグループに、次に血液型ごとに集合することに挑戦しました。はじめは慣れないアイマスクを付けた状態でメンバー同士が時々ぶつかることもあり、冷や汗💦をかきながらも、声や音などを頼りに手探りで動き、なんとか4つのグループに分かれることができました。
その後、7チームに分かれ、ブラインドサッカーボールを使ったゲームに挑戦しました。ここでは、一人がアイマスクを付け、向かい合ったメンバーの指示や音を頼りにボールを蹴り、コーンに当てたり、2つのコーンの間に通したりすることでポイントを獲得します。アイマスクを付けた状態にだいぶ慣れてきたメンバーもいましたが、ポイントを獲得できたのは数人に1人程度。スポーツが得意な人でもなかなか成功できなかったようです。私も挑戦しましたが、難しくて成功できず…残念!
こうして1時間ほど、皆でアイマスクを付けてブラインドサッカーの世界に触れることができました。イベント終了後、参加者からは、「めったにできない、良い経験になった」「チームワークや人とのつながりの大切さに気付けた」といった感想が挙がりました。チームメンバーにとって、I&Dへの意識をさらに高める、気づきの多い楽しい時間となったようです。
信頼、コミュニケーション、尊重・・・体験会から考えたこと
これまで、ブラインドサッカーをするということが、実際にはどういったものなのかをイメージしたことがなく、アイマスクをして体を動かしてみると、体験会とはいえ心細さを感じました。視界が閉ざされた中、声や音のみでコミュニケーションするのは本当に難しかったのですが、周りで支えてくれる人のありがたみも実感することができました。
体験会の最後に、講師を務めた駒崎選手から、「ブラインドサッカーは、技術や経験、運動神経以上に、人との信頼関係が大事なのです。これはスポーツに限らず、仕事でも同じだと思います。」とお話しいただきました。いろいろな方と信頼を築いていくには、相手に寄り添ったコミュニケーションが大切であり、そして相手に寄り添うには、その人を尊重して、その人の立場になって考えることが大事だということに改めて気づかされました。I&D活動を通して、このような気づきや心がけを積み重ねていけば、皆が当たり前に混ざり合う社会の実現に近づいていくのではないかと思います。機会があれば、また体験会を開催して、多くのメンバーに参加してもらいたいです!
アクサ ブレイブカップ 日本選手権FINALラウンドのお知らせ
ここでお知らせです!
ブラインドサッカーの頂点を決める「第22回アクサ ブレイブカップ 日本選手権」FINALラウンドが、2月8日(土)東京の町田市立総合体育館で開催されます。この記事を読んでブラインドサッカーにご興味を持たれた方、お近くにお住まいの方、ご家族やご友人とぜひ足を運んでみてください!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!この取組みをいいなと想っていただけたら、ぜひスキ🧡をお願いします。私たちの励みになります!