Shopify Editions Winter ’25 注目アップデート紹介
こんにちは。株式会社アパレルウェブの崎山です。
日々、運用サポートやサイト構築などを行っております。
今回は先日公開された「Shopify Editions Winter ’25」の中から注目のアップデートをいくつかご紹介します。
Shopify Editionsとは?
Shopifyが年に2回公開する大規模なプロダクトリリースのこと。
最新機能、ツール、サービスのアップデートの数々がまとめて紹介されます。
今回のEditionsのテーマは「The Boring Edition」
Introductionの中では、今回のリリースに目新しい新機能がないことを
「Boring = 退屈」と自虐的なユーモアで表現しつつ、機能がストレスなく期待通りに動作することの重要性を語るとともに今回のEditionsが既存機能の効率化・改善に重点を置いたアップデートであると説明しています。
実際派手な新機能追加こそないものの、事業者の声を元に開発した150以上のアップデートはどれもストアの運営を手助けし、顧客にスムーズな体験を提供するものばかりです。
注目アップデート紹介
1. 検索設定や製品カテゴリの柔軟性向上
純正検索アプリ「Shopify Search & Discovery」やカテゴリーメタフィールドを活用することで、検索まわりの設定や製品カテゴリのカスタマイズが更に柔軟に、より顧客が製品を見つけやすくなりました。
Shopify Search & Discoveryについて詳しくはこちら↓
2. Shopify POS
・表示レイアウトの変更
表示レイアウトが変更になり、より簡単に関連性の高い情報を取得可能になりました。
・CRMツールとしての機能強化
顧客の好み、誕生日、過去の購入履歴など、各顧客に関する固有の追加情報をPOSから表示・編集できるようになりました。活用することで、パーソナライズされた顧客体験を提供できるようになりました。
3. チェックアウト
サンキューページと注文状況ページをノーコードでカスタム可能になりました。
純正アプリ「Checkout Blocks」はショップのチェックアウトページをノーコードでカスタマイズできるアプリ。
特別オファーやプロモーションを表示して追加購入を促進したり、ブランドのオリジナリティを出しイメージ強化に繋げることができます。
これまではPlus限定でしたが、今回追加になったページについてはすべてのプランで利用可能です。
Checkout Blocksについて詳しくはこちら↓
4. Shopify Flow
「Shopify Flow」は事前に設定したECサイト上での行動をトリガーに、作業を自動化できるアプリ。
今回トリガーやテンプレートが追加になったことで、より自動化がしやすくなりました。
【今回追加になったトリガー】
・セグメントトリガー
特定のセグメントに顧客が参加または離脱したタイミングでアクション実行
・メタオブジェクトトリガー
特定のメタオブジェクトに新しいエントリが作成されたタイミングでアクション実行
・返品トリガー
返品のリクエストがきたタイミングでアクション実行
返品に関してはトリガーだけでなくアクションとテンプレートも追加されました。これらを活用して自動化することで、返品リクエスト受付後、ミスなく効率的な顧客対応が実現できます。
Shopify Flowについて詳しくはこちら↓
その他の機能や詳細については、今後追ってご紹介していければと思います。
まとめ
これまで革新的な機能を次々と生み出してきたShopifyが、このタイミングでマイナーアップデートに振り切ったことは意外でしたが
それはShopifyがプラットフォームを提供する企業として、本当にいい購入体験の提供を追い求めているからこその真摯な姿勢の表れであると感じ、個人的にはShopifyに対する信頼感が更に増しました。
例年通りであれば次回Editionsは2025年夏。
今回の内容を「Boring(退屈)」と表現した以上、次回は誰もが驚くような大きな発表があるかもしれません。
常に進化を続けるShopifyから今後も目が離せませんね。
株式会社アパレルウェブでは、shopifyのサイト制作から日々の運用のサポートまで、皆様のパートナーとしてお手伝いさせていただきます。
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