「青木の部屋@Clubhouse」はじめました
声のコミュニケーションスキルのなさを憂い(参照:「フリーライターが学生アシスタントに逆取材してもらったら色んなことに気づけた」)、最近はガチガチに編集した記事の価値について考え込みがちな私にとって、Clubhouseは渡りに船的なツールである。
↑悩みはつきない
・インタビュアーとしての腕を磨きたい
・依頼される記事とは別基軸の文章を書きたい
・読者に「素材」が「記事」に変わっていく過程を見せても面白そう
・人が持つ「自分のことを話したい」という欲求にリーチする
上記のようなねらいで公開インタビューをやってみようと思い「誰かクラブハウスに招待してください」という乞食ツイートをしたところ、さいたまブロンコスの宇野善昭選手が貴重な(当時はおそらく2枠しかなかったはず)招待枠を使って招待してくださった。そのお礼として、第一回目の公開取材を宇野選手にお願いした次第である。
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宇野選手とはツイッターで相互フォローし合っているだけの関係と言ったらアレだが、直接お話をしたこともなければプレーを拝見したことすらない(初めてDMでやり取りしたのが「招待しましょうか?」だった)。この取材が決まったことで初めて人となりをリサーチしたら「30で脱サラ」とか「バスケット選手兼実業家」みたいなキャッチーなところでなく、人間としての魅力をビシビシ感じて非常にあせった。
まず、宇野選手の大学引退試合のインタビュー記事。
どうですか。この大学4年生とは思えない思考回路。
続いて宇野選手ご自身のnote。
これはもうどのエントリも名文すぎてどれを紹介すればいいやらという感だが、初回の「いつか、また見つけてくれるまで。」を。理性と感性がきれいに同居していて、背伸びがなく、だけど美しい文章。バスケット界が誇るべき素晴らしい才能である。
(宇野さん、昨日は時間がなくて聞けませんでしたが、20代のころまでにどんな本を読んできましたか? どんな映画を見ましたか? 今度教えて!!!)
ひょんなきっかけから正直軽い気持ちで実施した試みだったが、初回ゲストが宇野選手で本当によかった。枠にとらわれず大きな世界を泳ぐ宇野選手にあやかり、私ものびのびとした文章で彼のことを綴ってみたい。
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「青木の部屋」は今後もバスケットボールと共に生きる人々に話を聞いていく場としたい(開催は不定期。有名無名不問)。登場してくれたゲストに次のゲストを紹介していただく「テレフォンショッキング」形式で、次回は木林毅さんを迎えることになった。ご存知の方も多いと思うが、京北中〜北陸高〜筑波大でプレーし、現在はTENTIALというスポーツテックのスタートアップで腕をふるわれている。さてさて、何を聞こうか。
2月9日、21時からスタート予定。
======以下、自分メモ
◎トークショー型と公開インタビュー型、どっちに振るか
トークショー型
メリット=リスナーが楽しめる
デメリット=取材者ー取材対象者間の共通認識をリスナーに説明するのに時間がかかる
公開インタビュー型
メリット=普段どおり取材するだけでいい
デメリット=省略が多くリスナーが置いていかれがち
◎平日夜のコンテンツとして
あまり堅い話題にせず、軽く聞ける楽しいテーマのほうが良いのだろうか
◎話しているときにどこを見るか
なんかトラブルが起こったらどうしよう…とずっとスマホ画面を見てしまって、若干話を聞く集中力が削がれた