フェリーで東京から岡山に車を運ぶ
Send a car by sea cargo from Tokyo to Okayama
昨夏、自家用車を手に入れた我が家は、車を使ってどこまで行けるかを考えていました。
小さな子連れでずっと車に乗せるのは、本人も退屈だし、後部座席で面倒を見る私もしんどい。
ということで、片道だけ車を運ぶ方法を探しました。
そして、見つけたのが「商船三井フェリー」の海上輸送サービスです。
<公式サイトはコチラ>
<時刻表はコチラ>
商船三井フェリーは東京の有明から岡山の宇野港を経由して、北九州の門司港まで車両輸送サービスを提供しています。
本来はトレーラーなどに食品や製品などの物資を乗せたまま船で運ぶ手段なのですが、問い合わせたら個人でも利用できるとのこと。
宇野港は毎週土曜日昼着便のみで、東京有明には木曜日の午前中に車を預ける必要があります。
FAXで申し込んで、銀行振込で料金を支払うと予約は完了!
当日、言われた有明の車両積載地に到着すると…完全に業務用の港です。
商船三井の小屋にいる人に「車はどこに置けばいいですか?」と聞くと、その辺というので、その辺に適当に駐車しました。
そして、事務所に鍵を預けてタクシーで東京テレポート駅に戻ります。
この辺は公共交通機関がまったくないので、徒歩30分か事前にタクシー手配の2択です。
2日後の土曜日、のぞみに乗って岡山駅までやって来ました
そして、岡山駅から瀬戸大橋線と宇野線を乗り継いで1時間。
宇野駅に到着しました!
駅の目の前には直島や小豆島へ向かうフェリーが発着しているので、そこそこ観光客も利用しています。
土曜日は商船三井が休業日ということで、提携している日通の宇部支店へ向かいます。
宇野駅からは2.5kmあるのでタクシーをおすすめされましたが、時間もあったので徒歩で20分かけて歩いて行きました。
そして、日通の事務所に申込書の控えを見せると「積み荷を降ろしているところなので、倉庫まで言って欲しい」と言われました。
事務所からさらに5分ほど海際の倉庫街を歩いていくと、たしかに有明で見た色合いの船があり、たくさんの車が運び出されていました。
だだっ広い倉庫にいた人に声をかけると「あぁ、あの車の人ですね。今降ろしたばっかりなんですよ」と、遠くに車を指さされました。
あ、あった!
東京から700kmも離れた場所に、我が家の車がぽつんと置かれている姿を見たときには「よく来たな-!」と叫びそうになりました。
ちょっとした感動です。
2日ぶりに東京から5時間半かけて車をピックアップできました。
せっかくなので、岡山駅で購入した桃太郎の祭り弁当を食べました。
ばらちらし寿司だそうですが、魚介や野菜の煮物、お漬物に加えて錦糸卵がぎっしりと詰まっていて豪華!全体的に甘めの味付けで、郷土料理としてハレノヒに食べられてきたんだなと感じる、素朴な味わいでした。
で、フェリーで自家用車を東京から岡山まで運んだ感想としては…港遠いな!です。
ちなみに、有明はサクッと行けても、岡山の宇野港は割と遠いです。小さな子供連れでベビーカーに乗せて、自分たちはリュックに荷物を背負って5時間強となると、身軽な移動ではありません。
なので、目新しいことがしたい!ちょっと違った旅行がしたい!という、変わった旅行好きにおすすめなプランです。
この後、ちょいちょい移動しながら徐々に東京に戻るのですが、その話はかなり長くなるのでまた今度。