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カルチャーショック

2015年の夏に自分の人生というか価値観やらなんやらいろんなものを衝撃的に変える出来事があった。

それは初めてのアメリカ旅(仕事)だった。

アメリカの空港についてすぐドキドキしながら看板に書いてある文字が全部英語なのに感動を覚え
何でもないものをとにかく激写しまくっていた。今思えば完全な海外ど素人。(そうなんだけど)
恐らく初めての海外であるタイに行った時もそんな感じで全く進歩していない。


目的は Outdoor retailer (通称OR)というアウトドアギアが大手からガレージまで並ぶ展示会のようなもの。
とにかく規模がでかくて1日ではとても回りきれない大きさだ。


前日入りして目的地でもあるユタ州ソルトレークへ向かう。
次の日昼から展示会回りだというのにクライミング歴まだ浅さ浅さの自分は外岩行きたい欲全開で
その日の夜は岩場探し。慣れない海外サイトを渡り歩き情報を収集。
リトルコットンウッドというクライミングエリアを発見してその日に上司に相談。
事故をしないことと時間までに帰ってくることを条件に快諾してもらった。
「社員をサーフィンに行かせよう」じゃないけどアウトドアブランドに務める特権である。

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まさに岩天国。後で知ったが結構有名なクラシックエリアらしい。
大好物の花崗岩で一人テンションが上がって、エリア周辺を散策。
トポはあるものの広大すぎて歩き回るだけで結構な時間がかかる。
また当然ながらマットもないので安全にトライできる岩を探す。

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こんな朝から人影があり、クライミングに勤しむ地元のクライマーが。
思い切って声をかけると目的が一緒でORのスポルティバスタッフとマッドロックのスタッフだった。
朝活してORに行くという。さすがだ。

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ナイスな笑顔。後ほどブースで会うとステッカーをくれた。いいやつや。


名前も知らないごく悪課題をトライするも余裕のど敗退。
今なら登れるのだろうか。

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3時間ほど海外初岩を堪能し午後からは仕事モード。

やってきましたOR。

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するといきなりビックゲストが目の前に現れる。

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ALEX HONNOLDさんではないですか。
しかもTHE NOTRH FACEのブースに急いでいるにも関わらず写真を快く撮ってくれた。いいやつや。
もうこれだけで満足度100パーセントでした。

ORの中身の写真が全く撮っておらず何をしていたの?って感じですが
とにかく全アウトドアブランドが網羅できる展示会でした。
どうやって持ってきたの?ってゆう船なんかも展示されていてさすがアメリカスケールが違いますなでした。

でも見れてよかった一番のポイントは大手以外に個人でやっているガレージブランドの出店ブース。
本当におじいちゃんになってもアメリカンドリームを夢見るアウトドアマンが面白おかしいアイテムを開発し小さいブースで出店している。
なんて夢があるんだと思った。今思えばここから全てが始まっていたのかもしれないなーと思ったのでした。

大小に関わらずアウトドアを楽しむためにアウトドアマンが考え出したものが並ぶ展示会は
自分に大きな影響を与えてくれた出来事だった。

AWESOME CLIMBING EQUIPMENT
NAGAYAMA

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