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クライミングが先鋭的なスタイルで進化するようにクライミングウェアやシューズも日々進化していると思います。
「クライミングはイノベーションの積み重ね」と尊敬するクライマーが言っていたことを今もしっかりと念頭に置いている。
しかし僕たちが大切にしている「古き良き」もそのイノベーションを経過してきたもので僕らにとっては愛おしく離れることのできないものだなーと思う。
例えばTシャツの素材でこの話をするならば当然アウトドアアクティビティにおいて「汗冷え」は大敵。
厳しい環境はもちろん普段でも汗をかき冷えれば気持ち悪いし、放っておけば風邪を引きかねないですね。ポリプロピレンなんかは水分を保持しない素材で山登りのインナーには驚くほど快適に行動ができる。でも速乾素材=化繊繊維を混ぜなければその機能は得られない。
いわゆる天然素材のみでは現状生地に速乾性を持たせることは難しい。自分たちが普段何気なくきているコットンは肌触りが良いが濡れると乾きが遅い。他の天然素材で言えば麻は素材的に水分を含むと硬くなるし、シルクはコットンより速乾性は上がるも冷感は強い。
現状一番理にかなっている天然素材はメリノウールだと思うけど単体繊維だと剛性にかける。難しいですね。
湿度の高い日本には特に天然素材だけで快適性を保つのは難しいのかもしれない。
だけど天然素材が持つ風合いが好きでTシャツはコットン100%にこだわっている。70年代くらいからレーヨンやポリエステルが繊維に混ぜ込まれ始めていて、古着が好きだった自分としては50/50(cotton50%polyester50%)はどんなに良いグラフィックであっても買わなかった。
大好きだったチャンピオンはcotton88%rayon12%でくたり感も最高だったな〜
ちょっと話は逸れましたが何が言いたかというと大事なのは着心地だな〜と思うんです。
クライマーは基本Tシャツか上裸でクライミングする生き物だと思っておりますので。
ビッグウォールとかにトライする方は是非機能的な装備で挑んでください。むしろその方が良いです。
ね、上裸か綿100Tシャツでしょ。(手前の人はシャツだけど)この時代を引っ張っていたJIM BRIDWELL(写真左上)はお酒にタバコでもうスタイルでまくりですね。
今後も肌に触れる部分は天然素材にこだわって物作りをしていきたいな〜と考えます。
穴が空いたり破れたら縫ってください。洗濯機で洗って破れるようになったら殿堂入りです。
AWESOME CLIMBING EQUIPMENT
NAGAYAMA