見出し画像

まずはAWESOME CLIMBING EQUIPMENTについて

いつもAWESOME CLIMBIMG EQUIPMENTを愛用いただきありがとうございます。

AWESOME CLIMBIMG EQUIPMENTは二人のクライマーがヨセミテ国立公園でその土地に馴染むクライミング文化に触れ、それを日本のクライマーにも伝えたいという思いから始めたクライミングアパレルブランドです。

日本には今や多くのクライマーがインドアクライミングに勤しみ、アウトドアのクライミングへと出ていくクライマーも増えており海外の岩場でもシーズン中に遠征先で出会うことも多くなりました。

増えることでクライミングがより発展しより多くの人たちの目に触れるようになりクライミング愛好家たちが増えていくことと思います。日本のクライミングコミュニティーには海外のコミュニティーにはあまり感じられない独自の文化が根付いています。

アクセス問題、チョーク問題が主にありますが他にも厳しいところはゴミ問題、火器類問題など。

近年問題になっているクライミングエリアの閉鎖、登攀禁止問題。これらのほとんどが地元の方に一部のクライマー(そう信じてます)がその土地にあるルールを守らずに地元の方々を怒らせてしまうことにより発生しています。

地元にはローカルのクライマーがいてその岩場を登るために色々なプロセスを経て登攀可能となっているエリアがほとんどかと思います。そんなクライマーの苦労をクライマーが壊していく。これは非常に悲しい現状です。

一方でそのクライマーが岩場でのルールを誰からも教えてもらってなかったり、間違った情報を教えられていたとしたらどうでしょう。

この場で問題は解決することはできませんが海外のクライミング文化に触れあこがれをもった自分にとって海外でクライミングしている時はそう言った柵が一切なく気持ち良くクライミングができていると感じます。

冒頭から堅苦しい話をしてしまいましたが、ここからはブランドが発足するまでの経緯をお話ししていきたいと思います。

まずこのブラントは冒頭にも書いている通り2人で運営を行っている日本の小さなガレージブランドです。デザイナーは大手アウトドアブランドのWebデザインやディレクションも手がけるH氏。もう1人はこの記事を書いているNAGAYAMA TAKAHIROです。

2人は元々一緒に働いており、一度はお互い職場を離れその後、偶然再開し仕事で海外に行くことになるのですがその時は自分もクライミング経験は3年。相方に関してはクライミング経験は無しでした。(相方はヨセミテ国立公園でクライミングデビュー)

自分自身は2回目、相方は初となるアメリカのカリフォルニア州にあるヨセミテ国立公園に撮影で行くことになりクライマーなら目的は一つというほどクライミングのメッカです。


画像1

グレイシャーポイントからのHalf Dome

1000万年前に隆起した花崗岩が、長い年月をかけて渓谷削り今の形になっている自然の造形美の結晶とも言えるこの場所は見渡す限りの絶壁や岩が立ち並びクライマーにとって天国のような場所です。

画像2

CAMP4ボルダーの「END OF THE DAY」を登る 写真:小関信平

クライマーのベースキャンプとなるCAMP4には1日では登りきれないほど無数のボルダーがあり難易度も岩の大きさも様々。

初めてきた時の出来事を話しながらキャンプ場内のクライマーに目を向けると、決して綺麗とは言えないボロいTシャツの上にダクトテープで補修してあるジャケットを着てツギハギだらけのパンツを履いたクライマーがちらほら。

マットなしでクライミングをして入ればキャンプサイトからトコトコやってきて「これを使いな」と言いボロボロのマットを貸してくれ「セーフクライミング!」と言ってまたどこかへ行ってしまう。日本ではむしろ人のマットを使うときに「失礼します...」と申し訳なく使わせてもらうことがほとんどですよね。これにまずはびっくり。

チョークを一生懸命ブラッシングしていると「岩を掃除しにきたのかい?登りなよ!」とクスッと笑いながらスポットに入ってくれるクライマーの暖かさ。感じたのは見ず知らずのクライマーでもここで一緒に登れば家族同然ということ。そして何より着飾ってない彼らのスタイルがとてもかっこよく見えたのです。特に相方はこれにとても感動し、クライミングを本格的に始めるきっかけ=ブランド発足となりました。

日本でクライミングをしている自分にとっては様々な違いを感じるきっかけとなったのがヨセミテですがそんなピースなクライマーたちのワードローブというのがAWESOME CLIMBIMG EQUIPMENTの根底にあります。

烏滸がましいですがもっと日本のクライマーにもかっこ良いスタイルを持ったクライマーになってほしいという思いもこの時に生まれました。

ヨセミテのクライマーたちが穴が開いても大事に着ていそうな風合いだったり、グローサリーストアのスーベニアにありそうなデザインを使ってみたりと少しでもその場所の雰囲気が感じられるようにアイテムを生み出しています。

画像3

マーセド川に映るEl Capitan 写真:小関信平

クライマーの憧れ、El Capitan。Half Domeと並んでヨセミテ内のアイコニックな岸壁です。

ここから数々のクライミングストーリーが生まれたんだと思うとクライマーならグッときてしまいます。「いつかは登りたい」と思いを馳せながらこの土地で受けたインスピレーションを大切にしながらブランドを通して伝えていけたら良いなと思います。

かと言ってヨセミテに固執しているわけではなく他のクライミングエリアの話などもこれから不定期でアップしていければとおもますので今後とも宜しくお願い致します。

AWESOME CLIMBIMG EQUIPMENT


いいなと思ったら応援しよう!