見出し画像

レンタカーでシェムリアップ郊外へ行く2 東南アジア横断1-7

シェムリアップ郊外の道を走るのに特に問題はなかった。
予定より遅れての出発だったが、おそらく問題ないだろう。
せっかく車を借りるので、プレビヒィア寺院以外にも寄り道をして、
ポルポトの墓→プレビヒィア寺院→コーエー遺跡→ベンメリア
というコースを予定していた。
まずは、ポルポトの墓にいく。
プノンペンのキリングフィールドを見るまではまったく興味がなかったが、あの骸骨の柱を積み上げた諸悪の根源の墓を見てやろうという気になっていた。
ポルポトの墓はサーケートというタイ国境の手前ギリギリのカンボジア領土内にある。正直なんでここにあるのかはさっぱりわからない。
事前にネットで調べるとポルポトの墓が”しょぼい”という情報がたくさん出てくる。

https://www.icc.ac.jp/univ/bunka/2010/A12_5.htm

このサイトでも「粗末」とか言われている。
このしょぼさ、ぜひ見に行きたい。少しだけ遠回りすればプレビヒィア寺院へ行くついでに見れるので、寄る事にした。
ネットの情報を頼りに目的地に到着した。

入り口にはロープがしてあって入れないようになっていた。他に入り口があるのかなと思って探したがどうやらここだけだった。せっかくきたのでロープを跨いで敷地内に入る。
敷地に入ると墓の隣に住んでいる家からオバはんが急いでやってくる。怒られるかなとも思ったが入場料を請求してきた。3ドル。ネットで検索したら1ドル入場料を取られたという記事はあった。
値上がりかと思ったけど、冷静に考えて警備員や係のスタッフがいるならわかるが、完全に隣の家で家事してたオバはん、一体このオバはんになんの権利があるんだろうか?言われるがままに払うのが癪なのでもう帰ろうかなとも思い始めてた。そしたら2ドルに値下がる。このまま待ってれば1ドルになるなと思ったが、2ドルで手を打った。
ポルポトの墓は変わり果ててた。

立派なカーポートみたいな屋根が建てられてしまっていた。
俺たち見物客の2ドルの結晶だろうか?どう考えてもポルポトを思ってではなくビジネスを思っての屋根に感じた。
しょぼいポルポトの墓はコロナ後の世界では見れない。
せっかくきたのでしばらく見てたら、オバはんの子供?がやってきて当然のように墓の柵の中に入って遊びだした。

親子揃って邪魔である。
ポルポトの墓を後にして次は、プレビヒィア寺院へ行く。
想定よりも時間がかかってなんとかチケット売り場に到着した。

入場料とは別に寺までの交通手段を決めなければいけない。

行き方には2種類あって、ピックアップトラックの2台に乗っていく行き方と、バイクの後ろに乗っていく行き方。
ピックアップトラックの後ろに乗るのはなんだか夢がある。ぜひピックアップトラックに乗りたかったが1名料金というのが存在せず、6名乗れるピックアップトラックに乗りたければ、6人の仲間を集めるか6人分の金を払う必要があった。
周りに観光客はまばらで一緒に乗ってくれそうな人はいなかった。待ち続けるというてもあったが時間が惜しかった。仕方なくバイクで行くことにした。

山のてっぺん付近にプレビヒィア寺院が見えた。かなり遠かった。あそこまでバイクで行くのかと思ったけど、実際は山の中腹までで、寺を見学しながら階段を登ってく仕組みだった。
ドライバーのおじさんの後ろに乗ってかなり急な坂を登ってプレビヒィアの入り口についた。

寺院を背にして振り返って撮った写真。
一部の門が壊れて修復していた。奥に見える山やその後ろの地平線はタイでこのまま真っ直ぐ行くとタイ国境になっている。今は領土問題にタイが負けてからその国境はCLOSEしている状態だ。雲が出てしまっていい写真が撮れなかった。

こっちはカンボジア側の景色。国境の山に登れば2国の地平線が見れるんだなって思った。

プレビヒィア寺院はこれぞ遺跡って思える場所だった。
子供の頃RPGのゲームをやっていて想像するダンジョンそのものの天空の要塞だった。

次の記事

前の記事


いいなと思ったら応援しよう!