本屋ライトハウスでおでんの会×スナック社会科コラボ開催します
来たる4/13(土)幕張の本屋ライトハウスにて、おでんの会コラボをさせていただくことになりました。「おでん、おでん」言ってたらお誘いいただき、ついに実現。
⬇おでんおでん言ってた件は下記、過去記事にて。
日中は、おでん鍋を店頭と店内に設置し、スナック社会科では物販ブースとパレスチナや入管法改悪反対に連帯するブース、読書スペースなどを設ける予定(おすすめ書籍を持参しますが、店内で購入したものを読んでも、持参されても可)。参加無料。話したり、話さなかったりしながら自由にやりましょう。
夕方からはスナック社会科presentsトーク・イベントということで、デザイナーの宮越里子さんとアーティストのBARBARA DARLINgさんをお招きし、「社会運動—アイデンティティポリティクス—ポリティカル・コレクトネスの交差性」というタイトルでお話します。このタイトルは3人で打ち合わせさせていただいた時に話の流れから出た宮越里子さんの言葉から取りました。
⬇夕方からのチケットはこちら。
わたし的にはずっとお呼びしたかったお二人で、そんな話を少し。
入管法改悪反対のムーブメントが広がった時に入りやすい(路上に出やすい)デザインの力というものもあったのではないかと思っていて、宮越さん(FREEUSHIKUや個人)とBARBARAさん(移住連や個人)のイカしたデザインとシンプルな主張、そこに各自の持ち寄る手作りのプラカ、というものが乱立する景色(山姥さんたちの人権パッチワークの弾幕も最高だった)は、国会前だろうが都会の公園だろうが「路上」や「公共空間」という所は本来誰もその場にいていいというものであることを象徴するものであったし、その後の色々なアクションにも引き継がれている気がします。
また、お二人の「デザインも知も渡せるものは何でもシェアする」とでもいうようなマインドも以前からリスペクトしていて、BARBARAさんがデザイナーのマイコ アサミさんとやられていたトークセッションの「Uneasy cohabitation」も全回は追えなかったけど、過去、宮越さんが出演された回も素晴らしくて、知らない言葉や書籍、映画、過去や海外のムーブメントなどが紹介されても「知識人が上から教える」ようなものではなく、「これ武器(比喩)になるから持っとくといいよ」と横から手渡されるような感じで、「これがエンパワメントっていうやつ!?」と、思うものだったのでした。
また、結構色んなところで話していますが、その中で知ったマイコ アサミさんがオーガナイザーとして参加しているWAIFUというパーティーの理念にも打たれて、スナック社会科を場所を横浜に移して再開するときには大いに参考にさせていただきました(私の聴覚障害的にパーティーには参加できないのが切ないところ)。
で、おでんの話をいただいた時に、「テーマは交差性(インターセクショナリティ)でやりたいな…」となり、お二人にもご快諾いただき、開催することになりました。
前回の「ゆさカルツアーin金沢」からのお話にも繋がるものとなると思いますが、もっと「尻の座りの悪い思い」をすることについて、考えたり学ぶ必要があると思っています。(しかもそう言っていたつもりが私は何度も「尻の悪い思い」と言っていて、文字起こしの作成をしていて消えたくなったのでした。何だよ、尻の悪いって。)
⬇前回のスナック社会科presentsゆさカルツアーin金沢の様子はこちら
ソーシャル・アクションと言うと、意識の高い善きことのような響きがありますが、訳せば昔からある「社会運動」という手垢のついた言葉と行動であって、それをなぜするかと言えば、「社会を良くしたい」というひとことに尽きると思います。それを各人が各地で各イシューを持ってやっていく中で、時に手をつなぎ、時に遠くから応援し、適宜離合・集散出来るように、その中にある「いやなこと」についても話せたら良いなあと思っています。そのためにはなんとなくわかった気でいる交差性(インターセクショナリティ)という言葉にもここでちゃんと向き合ったほうがいいのではないかと思っています。
打ち合わせをしていてしみじみ思ったのですが、三者三様で全く意見の合わないところもあって(それはライトハウスの関口さんもそうなのですが)、それでも話そう、ということが大事なんじゃないかと思いました。
とはいえ、やはり「思っていることを話すことが出来る」というのも特権性や暴力性を時に持つものだと思うので、しんどそうだなー、と思う方は後日、ライトハウスさんで出されるという文字起こしを待ってくださっても、パスしてくださっても全然OKです。日中のおでんだけ行くでももちろん大歓迎です!。
晴れるといいな(当日はスタッフに荒木さんに入っていただくのでドキドキしている)。
※宮越里子さんといえば、こちらにめちゃくちゃ打たれたので是非ご一読を。
※BARBARA DARLINgさんのホームページはこちら