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城ヶ崎のんびり散歩
今週末は伊豆の伊東に来ている。昨日は嵐だったので、風音をBGMに大人しくお宿で缶詰め気分を満喫した。前から書きたかったものも書けたしまあ良し。
そして今日だ。天気はくもり気味だけど雨は止んだ。よし、今日は城ヶ崎のほうにでも行ってみるか。
とりあえず観光名所へ
城ヶ崎といえば吊り橋だ。とりあえず行ってみる。
たしかになかなかな迫力ですな。
![](https://assets.st-note.com/img/1660465080940-MoO2nu0jqw.jpg?width=1200)
ただ人も多い。へそを見せたお姉さんに「黒眼帯」って書かれたTシャツを着たお兄さん。歩きタバコの煙を避けて小さく横を歩いた。観光地と海は、自分と一生交わらないだろう人間が集う場所って考えるとちょっと面白い。
さて、観光地のサビは味わった。僕が好きなのは人が多い観光地よりも人が少ない住宅地だ。地図を見ると「城ヶ崎海岸通り」って道が海岸から駅まで続いているらしい。よし、そっちに行ってみよう。
城ヶ崎海岸の住宅地
喧騒を抜けて2車線の車道を右に曲がる。すぐに異世界が現れた。
![](https://assets.st-note.com/img/1660465177191-Cde7OQDSBE.jpg?width=1200)
そびえるなんか余裕のありそうな家々に、まっすぐ続いていく桜並木。さらに中央にはゆったりと2車線ぐらいの道路が伸びていく。
まさに高級住宅地といったたたずまいだ。ただ、一ヶ所気になるところがあった。
歩道が歩きづらすぎる。
![](https://assets.st-note.com/img/1660465229791-57AeTuSGxv.jpg?width=1200)
見事に苔のじゅうたんができあがり、路面が海岸みたいに波打っている。どうやら桜の木の根が成長しコンクリートを持ち上げ、人が通らなくなってしまったのが原因のようだ。
こんな高級な場所にも悩みはあるものですなあ。
と、お向かいから5人組の人が来た。全員20代前半のにぎやかな女性だ。また縁のない方々が現れた。路傍の石になるわけにもいかず、小さくなって横を通りすぎる。
「家に来たときほら貝を鳴らすとか?」
「えっ近所迷惑じゃん!」
思わず振り向いた。どんな会話よそれ。脈絡なさすぎてどんな流れでこの会話が生まれるのか気になるよ。
風が肌をなでる。今日の気温は30℃。いつからだろう、30℃ではそこまで暑く思わなくなったのは。
と、足が止まった。家の前に気になるものがある。
家の前に貝のオブジェがあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1660465350011-RwcbO9Iecs.jpg?width=1200)
城ヶ崎らしい演出だ。こういう遊び心は好き。この種類だとサザエだろうか。いや、トゲがないからほら貝かな。これが鳴ったらおもしろいな。
「あっ!」
つながった。さっきの声が脳内によみがえる。
「家に来たときほら貝を鳴らすとか?」
このほら貝を見て話してたんだ。すっきり。
のんびりのどか
桜の木に広い道。同じ雰囲気のまま駅に着いた。城ヶ崎海岸通りは時間の流れがゆっくりになるような、軽井沢のような落ち着く場所だった。あとは桜の季節に行ったらどう見えるのか気になる。
最後に、城ヶ崎海岸駅がなぜかファミレスっぽかったので見てほしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1660465424631-fXZ88jIe3x.jpg?width=1200)
びっくりドンキーの店と似てません?
以上!