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オモコロ杯2023で銅賞をいただきました
オモコロ杯2023に応募した記事が銅賞を受賞しました。
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正直に言おう。今年は悔しい。
ベストは尽くした
2021年、2022年に続いて3年連続の銅賞だ。しかし、自分の中ではまるきり別の意味合いを持っている。
今までの2年間は、デイリーポータルZを意識した記事を書いて、その片手間に過去作を応募していた。
しかし、今年は違う。初めてオモコロ杯に正面からがっぷり組んで「参加」した。8月の(本業以外の)すべてを使って街を歩き文章をひねり出した。そして今の実力を出し切ったものを作り上げることができた。
だから、全力を出して同じ結果なのは悔しいけど後悔はない。
きっと同じことをしてもここまでのものは書けないと思うから。あと、この「20万円の地図」、実は数年前に買ってずっと埃かぶっている状態だった。いつか実力をつけたらこれを題材に書こうと決めていたのだ。その突っかかりもようやく取れた。
悔しさと同じぐらい大きく残ったのは、やり切ったという達成感だ。
続けるのが大事
さて、3年4年とおもしろ記事を書いているうえで一番苦労していることがある。それが「モチベーション」だ。何のために書いているのか。どうすれば続けることができるのか。
もがき、そっぽを向かれ、それでももがくのをやめられない日々。それを続けて見えてきたものがある。
それは、「自分のために書く」ことが大事だということ。
もちろん、コンテストのために書くのはいいことだ。しかし、それだけでは息切れしてしまう。そんな中で続けるためには、書いた時点で自分が楽しみを得られるような状態に持っていかないといけない。
僕の場合、最近は「自分が書かないと誰にも気づかれないままになってしまう」ようなモノにスポットライトを当てることを意識している。たとえば、一店舗だけ色が違う「ココカラファイン」を深堀りしてみたり、「水位警報機」という地味すぎる題材にスポットライトを当ててみたり。
次の目標
続けるコツはもう一つある。それが、達成できそうな目標を立てること。今、次の目標に向けてコツコツと進めている。正直、オモコロ杯の今回の記事と同じぐらい手間をかけている。
それが、「文学フリマ東京に初出品する」ことだ。
本番は11月11日。それに向けてコツコツと本を作っているところだ。今日の作業で9割方できあがってきて、ようやくほっと溜息をついているところだったりする。
文学フリマ東京37に初出店します!
— あわうみ@文学フリマ東京37 せ-51 (@awaumi_s) October 15, 2023
「『國威宣揚』と書いてある石碑の本」を出す予定です!
📍ブース:せ-51
🗓11/11(土) 12:00〜開催
✅入場無料
🏢東京流通センター第二展示場 Fホール
📕イベント詳細→ https://t.co/c4wCfwWHWF https://t.co/xXYcNzVxHw #文学フリマ東京 pic.twitter.com/gMJJRToKab
突然の宣伝になりますが、もし会場に行くよって方がいれば立ち寄ってもらえるとうれしいです。
オモコロ杯に応募した人へ
これを読んでいる人は、オモコロ杯に応募した人も多いと思う。せっかくの場なので伝えたい。なに偉そうに言ってるんだと思ったらそっと閉じてください。
オモコロ杯に参加した方はお疲れ様でした。参加者した人は、二つも偉業を成し遂げたことになる。
一つは「記事を完成させた」こと。
もう一つは「勇気を出して記事を他人に見せた」こと。
それだけで、書き上げたことのない人とはもうトラック何週分もリードしていることとなる。
となると、次にやるべきことは「走り続ける」ことだ。
そして走り続けるために大事なことがある。
それがトレーニングだ。
オモコロ杯を目指しているとしても、ぜひそれ以外の文章を書いてみてほしい。どんな軽いものでもいい。書いた経験が少ない人ほど、そこから発見できることが多くあるはずだ。そして繰り返していると自然と力はついていく。
気づくと、遠く見えた背中がはるか近くになっている、かもしれない。
それでは、また来年会いましょう。